わたしがマンガを描き始めたのは小学生の頃。
初めて描いたマンガ(というより、落書きですが、)を見て母親がクスクスと楽しそうに笑っている姿を見て、とてもうれしかったことをおぼろげに覚えています。
それからマンガのマネごとを始めて、本格的に描き始めたのは高校2年生の時でした。

それから「むらさきうにのUO漫画」を描き始めるまで、いろんな職業を生業(なりわい)としながら、
細々とマンガを描いてきました。
一時はプロになりたくて、せっせと大手出版社に投稿していましたが、そのたびに自分のレベルを思い知らされるばかりで、まったく芽が出ませんでした。
そうこうしているうちに、自分の作風も絵自体も時代遅れになって行き、次第に商業誌ではまったく通用しなくなっていきました。
それでも、漫画を描くことだけはやめませんでした。いや、やめようとは思いませんでした。
なぜだか自分でもわかりませんが、わたしが漫画を描いていた目的が、「メジャーになる」とか「金持ちになる」とかではなかったからかもしれません。
ただ、「誰かが自分の漫画を見て笑ってくれる。」という楽しさが忘れられなかったから・・・だと思います。

母親はもう亡くなりましたが、あのときの笑顔に、今でも感謝しています。
むかし描いてた絵