軽自動車の旅に役立つあれこれ

自作シートバスケット
軽自動車で一人旅をすると
すぐに必要なものはなるべく助手席に
置いておきたくなる
最近のクルマには純正でシートバケット機能が
ついているがトッポBJには下部収納しか
ついていない

ということで自作してみることにした

サイズ・形状・材質・収納容積をいろいろ考えて
いくつか試作して使ってみて
コレが一番使い勝手が良かったのでご紹介
長四角形の植物繊維製バスケットで
片偏の四隅に紐を結びつけただけのもの
プラスチックやビニール製では滑って安定しない
寸法は 縦37cm 横26cm 高さ15cm
深さもこれでなければ中に入れた物の取り出しや
走行中の保持に問題が出る
長四角形でないとこれまた安定しない

また 取り外した後リアの荷室に置いておいても
植物繊維なので底面のグリップがよく滑りにくい
コーナリングのたびに
左右にずりずり動いたりしないw

車中泊時には取り外して助手席の足元に
置けばシートを一番前までスライドさせても
邪魔にならないちょうど良いサイズ

ここに電卓・メモ帳・ボールペン・ウェットティッシュ
CDケース・ドライブチップス・ドリンク・ルート資料
デジタルカメラ・腕時計・目薬を入れて
「無謀な旅」に出かけた

見た目以上の収納力がある
急ブレーキをかけない限り
中に物が入っていても
バスケット自体が動くことはないが
万が一に備えて固定する

ヘッドレストのところと
背もたれの一番下の部分の2ヶ所で
ちょうちょ結びにするだけw


試しにバックルや金具をつけてみたが
そのまま結びつけるのが一番早くて
紐の張り具合も良かった

紐は丸断面ではなく帯状の平たいタイプがよい
追記
上記の一代目は
二度目の北海道旅行で
荷物を入れたまま
移動させているうちに編み目が緩んで
破損してしまった

こちらは二代目
シートバスケットvar.2.0

寸法はほぼ同じ
より頑丈な籐の籠を採用
経験から固定ひもは一本で十分であることが
わかった

籐は編み目が細かくてひもが通らないので
一本外周に巻いて針金で数箇所を固定
そこに固定用のひもをとりつけた

決定版 トッポBJ車中泊セット
トッポBJの車内で快適に車中泊をするためには・・・ 
何度も実際に車中泊実験を重ね 眠れぬ夜を過ごしながらようやく要点をつかむとが出来た
トッポBJの場合シートを倒すと寝るスペースは確保できるが 段差があり「フルフラット」とは言えない状態になる
そこでなるべく段差を埋めて かつ寝ている間に体がずれないように考慮した 
「無謀な旅」の時は頭をリア側に向けて寝るように設定していたが、今ひとつ寝床がフラット感に欠ける上になんとなく圧迫感が
あって「眠れるが、快適とはいえない」状態だった
そこで検討の末「四国岬めぐりの旅」でフロント側に頭を向けるようにリファインしたところ
寝心地、使い勝手ともに非常に良好になった

)車中泊の最大の敵は暑さと湿気だ
暑い場合は小型のテントを持っていって車外で寝たほうがよく眠れる
車中泊は「寒い」ほうがよく眠れる
シュラフで眠れないほどの寒さであれば周りは雪が降って来るような状況だろう
綿毛布一枚を上から掛けてそれでも凌げない状況であれば危険なのでどこか宿を取ることをお勧めする
実体験から0℃くらいならシュラフだけで十分眠れることを確認している
もっとも DIY店で安売りしているようなシュラフでは対応気温の幅が狭いのでアウトドアの有名メーカー製の
快適就寝温度の下限が-8℃くらいの3シーズン用を購入する

フルセットを積載するとトッポBJでは最後部の荷室の2/3が埋まってしまうほどかさばるが
快適性を求めるなら少々かさばっても持って行くだけの価値はある


快適な寝床づくりのポイントは「人間が寝た状態でフラットになること」
設営した時点でフラットでも、人間がその上に寝て沈み込んでしまったら段差解消にならない
もうひとつ
「低反発素材では段差解消にならない」
最近は枕だけでなく座布団なども低反発素材が詰められていることが多いが、枕にするならともかく、段差解消の「詰め物」に
するには向いていない
むしろ、蕎麦ガラや綿などの変形に強い素材が詰まった枕や座布団が適している

車中泊セットの設営要領

まず助手席と後席左側の
ヘッドレストを外す
左後席の背もたれを前方に倒す

この時倒した背もたれの下に
物が挟まらないように注意する

シートベルトのバックルがよく挟まる

物が挟まると
微妙な段差で寝苦しくなる


助手席を一番前までスライド

背もたれを倒して
倒した後席の背もたれと
段差が最少になるようにあわせる

足枕を助手席の座面に置く

クッションや座布団でなく枕を使うのは
高さ調整のため厚みが必要だからだ
次に起毛の座布団を置く

ここは寝ると背中の部分にあたる 

背もたれの角度によってできる段差を
埋めることが主な目的

起毛のものだと位置ズレ防止にもなる



次に長座布団を敷き
下の起毛の座布団の位置を調整して
極力フラットに整える

長座布団をつかうのは
ふつうの座布団を2枚使うと
寝返りなどにより座布団がだんだんズレていき
ちょうど背中の位置に溝ができて
寝苦しくなるからだ
次にキルトラグ(130cm×185cm)を
縦半分に折って敷く

長座布団だけでも就寝は可能だが
こうするとちょうどおしりの部分に来る
長座布団とリアシートの背もたれとの
わずかな隙間が埋まってさらに快適に眠れる.
そして枕を置き 暑い時は綿毛布 
寒い時はシュラフ(マミー型が良い)を
使って就寝する


夏場はキルトラグの代わりに
幅を改造したゴザを敷く
窓を開けて寝られるように虫除け対策が
必要になる
慣れると3分以内でセットできるように
なるので急に眠くなったときの仮眠でも
すばやくセットして快適に眠れる
,寝転んでみると頭の真上に照明があり
とても便利
枕元には助手席側のドリンクホルダー
手を伸ばせばメインキーも操作でき
窓の開閉やエアコン・オーディオも操作できる

ただしMT車の場合
就寝中にシフトレバーが動く可能性がある
(AT車なら問題なし)
寝床の幅がシフトレバーギリギリなので
寝返りをうったときにもしかしたら当たるかも
しれない・・・
当たったところで大抵の場合
ガクン! とエンストするだけだと思うが
そのまま寝てると
バッテリー上がりが怖いw
念のためエンジンをかけたままの就寝は
避けたほうがいいようだ
起き上がるときは
助手席側のアシストグリップを使い
らくらく起床w
 
 
そして
見上げればフロントガラス越しに広がる
青い空・・・

もちろん星空も眺めることが出来る

周りが明るくて眠れないときは
サンシェードなどでカバーするとよい


睡眠不足は快適ドライブの敵
眠くなったら早めに寝て英気を養おう
 
 遮光
 遮光はある意味車中泊において寝床作りよりも大事であると言える
車中泊愛好家は独自の「遮光法」を持っているくらいに重視される要素だ
周囲の光源による眩しさの防止、就寝中のプライバシーを守る他、室温を保つ効果もある
 
   フロントウインドゥの遮光

市販のサンシェードを使用
サンバイザーで上辺を
押さえるようにする
隙間からの光漏れの防止と
湿気による吸盤脱落を
防止できる
   フロントサイドフィンドゥの遮光

市販のレジャーシートを
窓の形に合わせてカットして
穴を開けハトメで補強して
吸盤を取り付けたもの

ここから光が漏れなければ
かなり快適に眠れる
寝ているときに上半身に当たる
場所は徹底的に遮光する
  リアサイドウインドゥの遮光

市販品
袋状のストッキングのようなもので
これをすっぽりと被せる
こうすると虫の侵入を防ぎながら
窓ガラスを開けることができる
   リアウインドゥの遮光

市販品のサンシェードを

窓の形に合わせてカットしたもの
リア周りはいろいろな部品が
取り付けられているので
それをうまく回避するように
カットするのがポイント
 
 
ドライブチップス
,「無謀な旅」実行にあたって
「ドライブ中に眠くならない方法」をいろいろ模索した
そしてある方に教えてもらったのがドライブチップスだ
アメリカ大陸を横断するビッグリグ(18輪の大型トレーラー)の
ドライバーたちは四六時中スナック菓子を
ボリボリやりながら走る
これは腹が減っているのでも過食症でもなく
眠気を覚ましているのだ
ガムではあまり枚数を噛むと味覚が麻痺して
メシがうまくなくなるし噛んだ後の処理も
運転しながらではめんどうだ
そこでカロリーが少なくて噛み心地が良く
日持ちのするものを探した

そして見つけたのがこれ
CGC ジャイアントコーン
ポップコーンより大粒でモッシャモッシャと
ゆっくり噛むのにちょうどいいw
シートバスケットに搭載してちょっと眠くなるたびに
ボリボリやってみた

効果絶大だ!!
コーンのちょっとスカスカした噛み心地が
ちょうどいい刺激を脳に与えているらしい
薄味なので飽きないしチョコレートのように
しつこくないので後で食べる食事もうまいw


ふつうのポップコーンでもやってみたが
ジャイアントコーンほどの眠気覚まし効果はなかった

実際に食ってみて確かめた
「究極のドライブチップス」だw
電源コンバーター
:現代の「便利なもの」と呼ばれるものは
必ずといっていいほど「充電」が必要だ

携帯電話の車用バッテリーチャージャーは
一般的だが当然ながら携帯しか充電できない

旅に出るとデジタルカメラの予備バッテリーや
シェーバーの充電など「しておかないと後で困る」ものは
なるべく移動中に済ましておきたくなる

そこで電源コンバーターの登場だ
ノートパソコンも持っていくこともあるので
120wの容量を確保した
実際あると心強い お守りみたいなものだ

充電したい機械のそれぞれの
電源ケーブルを忘れたらアウトなので注意
袖付き毛布
 
 
 
フリース生地の袖がついた防寒毛布で
一着1980円で入手できる

神崎鼻に到着して運転席で仮眠した時
かなり着こんでいたにも関わらず
寒くて眠れなかった
シート上で寝ると特に膝周りが冷たくなる

シュラフだと動きが不自由だし窮屈だ
ふつうの毛布だとどこかしら隙間が出来て
部分的に寒い・・・・

そこでこの袖付き毛布の登場
ガウンを前後逆さまに着る要領で
着こんでみると
長い丈が足まですっぽり覆って
暖かくてよく眠れる

部屋では防寒具
車中泊では簡易寝具として活躍する
なかなかの便利グッズだ


下の写真のように
車中泊の際の遮光にも使える
キッチンペーパータオル 
  キッチンペーパータオルは万能だ
手を拭く、物を包むなどの本来の機能に
加えて、非常時のトイレットペーパー、
菓子皿代わり、濡れた靴の中に詰めて
乾燥させるなど旅に持っていくと様々な
事態に対処できる
油を効率よく吸収するので
エンジンオイルのレベルチェックなどの
整備時にも活躍する
長距離を走ると顔が脂ぎってベトベト・・・
などいう時これで顔を拭くと一発ですっきり!
キッチンペーパータオルは最強脂取り紙
なのだ
ロールタイプとカットされたタイプがあるが
ロールの場合うっかり落とすと
転がってしまい巻き戻すのに時間が
かかった経験があるのでご注意を

 
 
 
 
 
 ヘッドライトかハンディライトか
   同じ野宿の手段でも
キャンプと車中泊は違う点が多い

車中泊が優位なのは「電源がある」と
いうことだ
キャンプでは常に電池式ライトが頼りで
作業空間全体を照らす必要があるし
両手を開けるためにはヘッドライトが
圧倒的に便利だ
だが車中泊の場合は
ルームランプがあるので寝る準備程度で
不自由はしない
むしろエンジンを停めた後の雑用や
寝る前の読書に使う程度なので
ハンディタイプ、出来れば写真のような
スタンドライト型が便利だ
 
超便利!! ハンモックバッグ
  こちらはナポレックスから発売されている
ハンモックバッグ Fizz-964

前後シートのヘッドレストに
ハンモックのように吊り下げると
ご覧の通りの舟型になり
ブレーキングや加速時に暴れる荷物を
しっかりとホールドしてくれる

散らかるリアシートもすっきり

買い物帰りにお買い上げ袋ごとポンと放り込み
家に着いたらバッグごと担ぎ上げる

集合住宅のゴミ出しでも大活躍

旅だけではなく
普段使いで重宝する便利バッグだ

現在ネット販売で大体1500円程度で購入できる