軽自動車(トッポBJ)による長距離ツーリングのための改良点
「軽自動車での長距離移動は疲れる」というのが世間一般の認識となっている。
実際、普通車に比べると車体も小さいしエンジンパワーも低い。
では、そんな軽自動車のどこが具体的に疲れる要因なのか、我が家のトッポBJを対象に考えてみる
これからご覧頂く記事はあくまで我が家のトッポBJを対象にしたもので、
世界中のクルマがそうであるという事ではないのでその点ご了承のうえご覧頂きたい。

考えられる要因
@ふらふらする
軽自動車は車体剛性や足回りの剛性が普通車に比べて脆弱であること
加えてトッポBJのようなトールワゴンになると屋根が高い位置にあるためどうしてもトップヘビーになり
そのために重心が高くなりふらつくなどの原因が考えられる
また、タイヤの外径や材質などの特性の影響によりコーナリングでふらふらしたり、
場合によっては直線でもふらふらしたりする。
さらにトッポBJの場合はサスペンションの性能が低レベルで段差の乗り越え時の衝撃も大きく道路の起伏の状態によって
はなかなか揺れが収束しない場合がある。

A快適性の低さ
シートは長距離移動を前提に置かず、乗り降りのしやすさを優先したデザインでサイド方向のホールドが悪く
コーナリング時に踏ん張っていないとお尻の位置がずれてしまうことが多い
クッションも長時間乗車に向いていない。
また、660ccという排気量の制限から実用域のエンジンパワーが普通車に比べると低く、
特に高速道に乗るとエンジン回転数を高回転(最低でも3000〜4500rpm程度)で維持しなければならないので
振動や騒音のため疲れてしまうことが多い
床下から上がってくるロードノイズや天井からの雨天時の雨音、車体の風切り音なども疲労の原因になる
ETCなどの装備がない場合の支払いのわずらわしさや、電動ドアミラーが装備されていないための立体駐車場での手動格納、
ドリンクホルダの位置によるエアコンボタンの操作の妨げなどちょっとした精神的な負担も全体的な疲労感につながることがある

B的確な情報を得にくい
最近の軽自動車では改善されてきたが トッポBJの場合ヘッドライトの明るさが足りず夜間の運転は
必要以上に慎重にならざるを得ない
トッポBJの場合は窓が広いので全体的な視界は良好だがピラーが意外と邪魔で小さな三角窓がついているものの
右斜め前方向から接近してくる物体の認識が遅れる傾向がある
見知らぬ土地を旅する時、現在地・現在時・現在の進行方位の3項目の内 どれかひとつでも欠けると不安材料になり得る
 
これらの弱点を改善することにより「長距離快適ツーリング軽」は完成に近づくと考えた

「ふらふらする」を改善する

「快適性の低さ」を改善する

「的確な情報を得にくい」を改善する

そしてあとは割り切る