2009.05.16 第十一日目 丘と木と温泉と  美瑛→登別温泉
2009年5月16日
7時00分 起床

身支度をして
一階のレストランで朝食
これがまた
高原の香り豊かな
ナチュラル&ヘルシーな朝食だった


こんなの毎日食ってたら
すごく健康体になれそうだ


8時23分 発
美瑛は丘のきれいな町
ぜひ見ていこう
8時29分
新栄の丘 駐車場 着


おー
広大な丘がどこまでも続く景色
北海道らしくていいぞ
遠くには大雪山脈

朝の空気がさわやかだ
広大な丘にわたしとトッポだけ
エゾタンポポ

北海道の固有種らしい
美瑛の丘には
「有名な木」がいくつかある
そのいくつかを訪ねて行ってみよう
・・・と
思った矢先
オーディオの電源が突然切れて
動かなくなった

9時25分
分解して修理
修理といっても
カプラーを差し直しただけだ

中華オーディオは時々こうして
へそを曲げる


9時40分 発
パッチワークの路に入る
9時45分
北西の丘 着
パッチワークの路の象徴的存在の
展望台に行く
金属っぽい質感だが
実は木製
展望台からの眺望

名残の雪化粧の大雪山脈に
緑の丘・・・


駐車場のそばにある
お土産物屋さん
ラベンダーソフトクリーム
300円

芳香剤っぽい
どぎつい味かと思ったが
ラベンダーの香りが
ほのかに香る程度で
意外とおいしい
トイレだって
こんなにかっこいい

虫がいっぱいいたけど・・・
では
有名人・・・
いや、有名木に会いに行こう

いくつかあるが
なんだかわかりやすいのだけ
探してみる


「○○の木まで○km」みたいな
ルート表示はあるが
「これが○○の木です」のような
案内看板はない

どれがどの木か
とてもわかりにくいので

全部見て回りたい人は
よく下調べをしてから
行かれることをお勧めする
セブンスターの木
タバコのパッケージデザインの
元になった木


もう少し葉が茂るとよりそれっぽくなる
こちらは
ケンメリの木

ケンとメリーのスカイライン
(通称ケンメリ)のCMで使用された

・・・・と
いっても
わたしはそのCMを覚えていないが・・・・
木のそばには
ケンメリパノラマパーク


当時のCMの上映などもやっている
ケンメリを知らない人は
ここを覗いてみるといい
ケンメリの木のそばに立つ看板

「これが○○の木だ」と
はっきり表示していないのは
やはり観光客に荒らされるから
なんだろうな・・・・


こういうところに
観光地化したがる町と
静かに暮らしたいだけの住民との
温度差を感じる
さて
他にどこか行きたいところはないか

そう考えてみると
わたしは登別に
何度も行っているが
肝心の温泉に入ったことがない

そこで登別に向かうことにする

距離が結構あるので
むこうで宿探しをする時間に
余裕を持たせるため
道内で高速道路(有料)に
初めて乗ってみる
・・・・が
やけにクルマの流れが速い
試しに前のクルマに
ついて行ってみる
・・・

120km/hも出てるじゃないか!
しかも追い越し車線ではなく
走行車線でだ


冗談じゃない
これじゃ燃料がいくらあっても
足りやしない・・・


DOHCの4A30型エンジンを積んだ
トッポBJは5000回転あたりに
安定回転域があるのだが

ここで回すと燃料をガバガバ食ってしまう・・・
つき合っていられないので
ぺースを落とすと
ミニバンや4WDが
狂ったような速度で抜いていく


あんたら、なに考えてんの?

しまいには
自衛隊車輌までが
150km近い速度で抜いていった


ここはアウトバーンですか?
狂気の高速道を降りて
ようやく登別温泉に入る
・・・考えてみれば
時間だけはたっぷりあるんだから
わざわざお金を出して

高速で来ることなかったな・・・
高速道路に乗ったことが
この旅で一番ムダな買い物だった気がする


13時20分

登別温泉給油所にて給油
走行距離333.5km

23.44リットル給油
燃費 14.22km/リットル
ほらー
燃費も悪くなっちゃったじゃないか

13時25分 発
登別に着いたとはいえ
宿の当てがない・・・

ここは地元民に知恵を借りよう

おるふぃあんなさんに電話して
宿を紹介してもらう


「いわた」という温泉宿を
紹介してもらい探していると
14時04分
日和山というところに迷い込んだ
硫黄の臭いが立ち込め
水蒸気がシュウシュウと
音を立てて噴出している
・・・

ようやく「いわた」の看板を見つけ
ダートロードを進んでいく


温泉街からは
かなり離れたところだ
14時20分
温泉宿「いわた」 着

・・・ひとつ気になることがある
おるふぃあんなさんが

「ちょっと
変わり者のご主人ですが・・・」と

言っていたことだ
玄関を開けると
その言葉の意味がわかった


玄関の引き戸を開けると

「ピンポーン ピンポーン」
(呼び鈴)
「ワンワンワンワン!」
(センサー付吼えるイヌの置物)
「ボクドラえもん」
(センサー付しゃべるドラえもんの置物)


奇妙な三重奏でお出迎え・・・・
ダイニングには
ドラえもんが所狭しと
並んでいる・・・

犬の写真もたくさん貼ってある

「ドラえもんと犬の好きな
変ったご主人」だと
瞬時に理解できる・・・・

玄関の三重奏は宿のご主人の自己紹介
だったのか・・・

まあ
ヘンな「変わり者」でなくてよかった・・・
部屋は広めの和室
トイレと洗面台が別についている


宿泊代 一泊二食つき9000円
・・・・だが
あのおるふいあんなさんが
タダの変わり者の経営する
宿を紹介するわけがない


たぶん風呂と食事は期待できる・・・

18時00分
夕食の支度が出来たと
インターホンでお知らせが入る

正解だった!

出てくる出てくる!
おいしい料理の山!!
ジンギスカン鍋で焼く
上質の豚肉・・・

見よ
この脂のノリを!
こちらは
宿のおかみさんが自分の手で掘ってきた
たけのこのサラダだ

たけのこといっても
こちらのたけのこは笹竹のものになる

やわらかくておいしい〜
風呂も期待できそうだぞ・・・

おおお
露天風呂ー!
もちろん源泉かけ流し
お湯の温度もちょうどいい
いゃあ
極楽 極楽・・・・・


おるふぃあんなさんには
重ね重ね感謝!!