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5時48分 起床
今朝の車窓
・・・少し肌寒い
あまり眠れなかった
気温が中途半端で暑いのか寒いのか
わからないくらいだった
それに大型のトラックがアイドリングしたまま
長い間近くに停車していたようだ・・・
そして・・・月!!
月!!明る過ぎ!!
窓のシェードの隙間から
ちょうど目に向かって照らされて・・・・ |
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明けてみてわかったが
道の駅やよいは
けっこー大規模な道の駅だった
朝市が立ったり
産直品の販売所があったり
淡水魚の水族館があったりする |
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朝早くから
ポリタンクやぺットボトルを持った人たちが
集まっている場所があった
これも道の駅の敷地内にある
名水なのか?
飲んでみるとうまかった |
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今日も見事な残月がぽっかり・・・
6時45分 発 |
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番匠川沿いを東に進む
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県道604号線で鶴御地区に入る
目がくらむほどの逆光と
車体を揺らすほどの強風とが
同時に襲ってきた
これは手ごわいぞ!
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さらに道は狭く見通しが悪い
おまけに潮が高く
強風で波しぶきが派手に道路に
飛び散ってくる
塩水を被り
フロントガラスに付着して
益々視界が悪くなる・・・・
東向きの岬の道は
朝に通ると時々こういう目に遭う
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7時40分
元の間海峡展望台 着
ここに九州最東端 鶴御崎と
書かれた看板があったので
記念撮影
すると
坂の上からおばあさんがニコニコしながら
歩いてきた
道端の頭上にアケビを見つけたが
手が届かないという・・・・
まるでご近所の人のように
よそ者である旅人のわたしに話しかけてくれた
いつぶりであろうか
こんなに無垢な人に出会ったのは・・・・ |
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元の間海峡
幅の狭い海峡だ
潮の流れも速い |
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強風の中
海を見つめる・・・
どこに行ってもあるのは岬と島と
水平線・・・・
なのに全く飽きないのはなぜだろう・・・
自然の無限が人の有限を教えてくれるから?
水平線の向こうに何かがありそうだから?
人それぞれだけど
わたしの場合は
水平線を見ると
地球の大きさが実感できるから・・・
かもしれない |
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廃棄物不法投棄の禁止看板だが・・・
「あんた
じゃったんな!!」
・・・このインパクトはすごい
広く警告を発するのではなく
捨てに来た本人を指差して
叫んでいるようだ
7時46分 発 |
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さて
鶴御崎まであと少しだ
どんなところだろう・・・
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料金所っぽいゲート
今日はフリーパスだ
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灯台の近くまでクルマで行けたら
いいんだけど・・・
そう思って走っていると
目の前に鶴御崎灯台が現れた |
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7時57分
鶴御崎灯台 駐車場 着
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ここからは歩きだ
緩やかな坂を上っていく |
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防空壕の跡がある
そういえば鶴御崎にはむかし
陸軍の要塞があったはずだ・・・
その名残りだろうか |
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鶴御崎灯台が見えてきた
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灯台のそばに
最東端への看板発見 |
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くもの巣だらけの桟道を進む
朝日がまぶしい・・・ |
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桟道を抜けると今度は
急勾配の石の階段
写真ではそれほどでもないが
実はかなり荒れていて
段差も高い |
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階段を降りて林の中を少し歩くと・・・
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九州最東端の碑
木造の質素なモニュメント
てっぺんにはカモメのシルエットのシンボル |
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位置表示も欠けている |
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裏には鳥の巣箱があるが
壊れていた・・・・ |
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ここが一般人が行けるぎりぎりの
九州最東端 |
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そこからの眺めも
やはり最高・・・
遠く四国がうっすらと見える
強風が唸り木々を揺らす
誰もいない
わたしだけ
九州の東の端に立っている
今ここにいる という 「存在」を楽しむ
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豊後水道は遥か太平洋に
通じている
十分にこの光景を目に焼き付けて
九州最東端を後にする・・・・ |
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旧海軍の要塞跡
ここに対潜水艦用の
聴音機(水中マイク)を使って
豊後水道を警戒していた部隊が
置かれていたようだ |
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少々見にくいが
こちらが旧軍要塞の見取り図
砲台の跡など
まだいくつかの遺構が残っているようだ
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灯台の中に入れるようなので
覗いてみる |
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一室には先ほどの旧軍要塞関係の
展示物が飾られていたが
他の部屋はどういうわけか
釣り用浮き玉が壁一杯に展示されていた
ここに漂着したものなのだろうか・・・? |
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さて
それでは最後に「おまけ」として
九州本土最北端 太刀浦埠頭に
向かおう
8時42分 発 |
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県道604号線を引き返す
波で海草やごみが
道路に打ち上げられている
海草はともかく
ゴミの中に何が混ざっているか
わからないので
減速して慎重に乗り越える
・・・海草でちょっとスリップした |
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佐伯インターチェンジから
東九州自動車道に乗る
九州の最北端は厳密に言うと
長崎県の対馬になる
しかし旅のルールとして
「離島などクルマで行くのが
現実的でない場所は除外する」と
決めたので
九州四極到達を果たすには
九州本土の最北端を目指さねばならない |
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大分自動車道に入る
突如
高速道路に鉄骨の天井が・・・・
雪対策だろうか?
こんなところでそんなに雪が降るとは
思えないが・・・・
調べてみると
ゴルフ場のボールが道路上に
落下しないためのものらしい |
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大分自動車道から
宇佐別府道路へ入り
宇佐インターチェンジで降りる
・・・で
九州本土の最北端にあたる場所は
門司市の太刀浦埠頭になる
しかし太刀浦埠頭は
コンテナ埠頭になっているため
一般人は立ち入ることが出来ない
しかも埋立地なので
「ナチュラルな最北端」とは言い難い
地形からして
埠頭入り口手前の道路が
元の海岸線だと思われるので
そこまで行ってみることにしよう |
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国道10号線を北上
中津市を通過して
11時14分
道の駅 しんよしとみ 着 |
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中庭式の落ち着いた雰囲気
となりには大きな遺跡がある |
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得うどん
具が沢山入ってたったの300円
柚子こしょうがなんとも良い香り
このうどんがこの旅で一番うまかった
11時40分 発 |
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国道10号線から
椎田道路へ
行橋市で再び国道10号線に乗る
このあたりも高速道路がないので
のろのろと一般道を行くしかない |
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寺迫口交差点から県道25号線を
門司方面へ |
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門司の港湾地帯に入った |
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13時00分
九州最北端
太刀浦埠頭 ゲート前 着
手前の道路からゲートの前まで
予定より200mくらい深く進入出来た
立ち入り禁止の場所には入らないのも
旅の約束
ここで写真だけ撮って早々に撤退する |
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あとは無事に帰るだけだ
3泊4日の予定が
3岬多く周って一日巻きの
2泊3日になってしまった・・・・・ |
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門司港インターチェンジから進入
関門大橋のすぐそばから
高速道路に乗る |
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中国自動車道を経て
山陽自動車道へ
天気のせいか
疲れのせいか
これまでにないような猛烈な睡魔が
襲ってきた・・・
運転してて滅多に眠くならないが
今回は睡眠不足が
足を引っ張っているらしい・・・ |
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13時38分
美東サービスエリア 着
電池が切れたかのように仮眠をとる |
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小一時間寝て目が覚める
西日本宇佐美
美東サービスエリア上りSSにて給油
走行距離328.2km
ハイオク1リットル141円
給油量20.0リットル
燃費 16.41km/リットル
14時12分 発 |
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志和インターチェンジで高速道路を
降りて国道2号線へ
さあもう少しでマイホームタウンだ |
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西条バイパス
近所のユーホーで
給油&洗車
走行距離174.8km
ハイオク1リットル131円
給油量14.0リットル
燃費 12.48km/リットル
16時28分
自宅駐車場 着
結果的にまたもや強行軍になった
別府あたりで一泊してくればよかったかな? |
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なにはともあれ
これで九州本土の四極はすべて到達
残るは
北海道最西端 尾花岬だが
ここは現在道路がなく到達不能だ
情報によると2011年に念願の道路が
開通するらしい
全国の旅人がここの開通を待ちわびている
わたしもそのひとりだ
総仕上げの旅に出かけるのは
いつの日か・・・・
終わり |