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6時05分 起床
今朝の車窓
雲ってはいるが
天気は良くなりそうだ
あんまり眠れなかったなぁ
昨夜は若干ベッドメイキングに失敗して
何度かやり直した
それに・・・
月が!!
月が眩しすぎたのよっ!!
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身を起こし
フロントウィンドウのシェードを外すと
目の前には開聞岳・・・
うーん
いいねぇ
開聞岳の傍らには
見事な残月・・・・
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道の駅根占は
ロケーションも良く駐車場も広いが
水道が断水でトイレも使用できない状態だった
さらに車上荒らしが出たんじゃ
せっかくの道の駅が台無しだ
安全・清潔・便利が道の駅の良いところ
がんばって復旧してもらいたいものだ
6時45分 発 |
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国道269号線を南下
佐多岬へは去年の暮れに
友人と4人連れで訪れている
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(友人のレジアスエースで行く
鹿児島1泊3日の旅)を参照
しかし
それは「自力到達」とは言えない
トッポで四極到達しなければ
本HPの旅のテーマは満たされないのだ
・・・こうなると単なる自己満足だが
旅のサイトを開いて皆さんにご覧頂いている以上
絶対に妥協できない点だと思う
県道68号線で
いよいよ佐多岬へ |
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7時10分
佐田ふれあいパーク 着
洗面を済ませる
7時21分 発 |
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窓を全開にして走る
朝の涼しい風が心地よい
去年の年末に来た時と
大して気温が変らないような気がする |
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県道566号線で
佐多岬展望公園へ・・・
と、思ったら |
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7時34分
入り口 着 ・・・早く着き過ぎたらしい
フロントガラスを拭いたり
地図でルートを確認したりしていると
おばさんがやってきて開場の準備を始めた
本州最南端 佐多岬展望公園
入場料 500円
去年来た時は
料金所は閉鎖され
有料なのはこの先の展望塔だけ
だった・・・・ |
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佐多岬駐車場に到着
日本本土最南端の碑は
クルマと一緒に撮れる場所にないので
日本本土で一番南の端にある
電話ボックスの前で記念撮影 |
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歩いて展望塔に向かう
途中
去年来た時
紫色のブーゲンビリアが
山肌一面に咲いて壁のようになっていた
場所を通ったが
どういうわけかほとんど咲いていなかった
冬に咲く花なんだろうか・・・ |
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御崎神社に行く途中で
ひとりの青年と
ふたりのおじさんに出遭った
最南端のおみくじを引き
大吉を出した青年は
「これから下り坂ってことっスかねぇ〜」
などと言っていた
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青年は新潟からバイクで
北海道に渡り太平洋側をずっと
南下してきてこの佐多岬に
たどり着いたそうだ
おじさんたちは
やはり北海道を旅した後
福井に帰り
すぐにクルマでここを目指して来たそうだ
わたしは旅先で様々な旅人と出会うが
ダイナミックな旅をしている人は
東北出身者が多い
やはり都会でチマチマ生きている人間とは
スケールが違うようだ
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・・・ さて
去年ここへ来た時驚かされた展望塔
なんと台風でガラスを吹き飛ばされたままの
状態で営業していた
さすがにもう直したかな・・・・
と、思っていたが
直ってなかった!
そのまんま営業中!! |
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しかし
去年も思ったが
ガラスがない分
生で景色が見られて
これはこれでいいのではないかな
高所恐怖症の人はダメかもしれない・・・ |
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岬の空はアカトンボでいっぱい
日差しは眩しく肌を刺すように暑いが
風は涼しく秋の気配 |
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青年のバイクはSUZUKIの
400ccだそうだ
むかしはアメリカンはおっちゃんの乗り物だったが
イマドキのマシーンは外観もハーレーと比べても
全く遜色のないつくりになっている
とはいえ
バイクの旅は見た目以上に辛いものだ
風雨にさらされるし、持てる荷物は限られる
これで北海道から九州の端っこまで
やってきたのだからたいしたものだ
寝泊りは公園のベンチだそうだ
23才の若さとはいえ
タフな旅人だ・・・・ |
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わたしが「日本の端っこ」を目指して旅するように
青年には青年の旅のテーマがある
彼は訪れた県の県庁に行き
県章のスタンプを押してもらうそうだ
彼流の旅の証だ
青年は楽しそうに広島県のスタンプを見せてくれた
「そこの売店にもスタンプがあったよ」というと
嬉しそうに押しに行った
このスタンプ帳は彼の一生の宝物となるだろう
それぞれに旅のスタイルがある
それはいわば自己満足ではあるが
テーマを持って旅をして、それをやり遂げた誇りは
一生の心の支えになるに違いない・・・
青年とおじさんふたりに別れの挨拶をする
お互い名乗ることもく、またそれぞれの旅を続ける
8時50分 発 |
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途中にある
北緯31度ラインのモニュメント
同じ緯度の都市名が書かれているが
暖かい、もしくは暑い印象のある場所ばかりだ |
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国道269号線を引き返す
わたしはこういった覆道が好きだ
トンネルでも普通の道路でもなく
外から差し込む光が様々に変化して
それぞれの場所の独特の表情を見せる
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このまま九州最東端 鶴御崎に向かう
予定だったが
またしても大幅に時間が巻いてるので
都井岬に行ってみることにする
国道269号線から
国道220号線へ |
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海上自衛隊の
鹿屋航空基地のそばを通る
旧軍時代から
海軍は鹿屋
陸軍は知覧に航空基地を持っていた
どちらも特攻の基地として有名だ
現在の鹿屋上空では
ヘリコプターが飛び回っている
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10時10分
前之原石油 鹿屋バイパスSSで給油
走行距離369.3km
ハイオク1リットル141円
給油量22.88リットル
燃費16.14km/リットル
岬の道を気持ちよく走った割には
まずまずの燃費だ
10時15分 発 |
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途中
巨大カブトムシが出現
道の駅 くにの松原おおさきのシンボルオブジェだ |
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宮崎県に入った |
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串間市を通過
このあたりは国道220号線と
448号線が重複している地域で
国道の表示が次々と変るので
めまぐるしい
とにかくナビと都井岬の看板表示が頼りだ |
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国道448号線から
県道36号線に乗り
都井岬まであと少し・・・
岬までの道は幅も広く走りやすい |
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都井岬 入場料400円
都井岬野生馬のパンフレットと
「峠の駅 都井岬」での
ドリンク割引券つき
まるで北海道の岬のような景色だ |
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道路上に野生馬がいたので
窓を開けて写真を撮っていると
そのうちの一頭が接近してきた |
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すると
トッポちゃんの窓の高さと広さが
ちょうど良かったのか
窓から顔を車内に突っ込まれてしまった
右手で鼻をなでてやりながら
左手で写真を撮るという
アクロバチックな姿勢が続く
馬はわたしのふとももあたりを口でモゴモゴと
やっていたが別に暴れたり
噛み付いたりすることはなかった
とてもかわいい
3分間くらいこの状態だった
トッポの前後では他のクルマが遠巻きにして
様子を伺っていた
傍から見ると
わたしが馬に襲われているように
見えたかもしれない
実は車内では癒しの時間が流れていた |
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馬と別れ都井岬灯台に向かう
公園全体が広い道路で結ばれ
駐車場もたくさんあってとても便利だ |
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11時58分
都井岬 灯台駐車場 着
駐車場ですらこの絶景だ |
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都井岬灯台 入場料200円
都井岬灯台は昭和4年12月に初点灯の
比較的若い灯台
高台に立ち
水面上から灯火まで255メートルあるので
灯台自体の背丈は低い
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ソテツの並木が南国の雰囲気を醸し出す |
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振り返るとこちらも絶景
絶景には事欠かないのが岬旅の良いところ |
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デッキに上がる階段は
普通のコンクリートで幅も広い |
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階段を登ると
灯台の回転台がドーンと座っている |
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灯台のデッキからの眺め
これはすごい!!
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左から右にゆっくりと水平線を見渡していく・・・ |
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まだまだ続くパノラマ・・・・ |
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水平線がどこまでも切れない・・・・
多くの岬を訪れたが
これほどの広角パノラマは
お目にかかったことがない |
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入り江に白波が立ち
海の色がとても美しい ・・・ |
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この景色はこれまでのベスト1ではないだろうか
胸を張って人に行ってみることをお勧めできそうだ |
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彼岸花に止まる
アゲハチョウとクロアゲハチョウ |
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駐車場にある看板
「窓から首を突っ込む」も項目に入れて頂きたい |
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美しい岬だが
大きなホテルの廃墟も目立つ
かつては一大観光地だったのだろう・・・ |
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営業しているホテルの前の広場に
野生馬たちが集まって草を食んでいた
前に青森の尻矢崎でも馬を見たが
あれは農耕用の巨大な馬で
近づくのもちょっと怖かった
(追っかけられたし・・・)
ここの馬は日本の原種に近いので
体は小さめだ |
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あんなに高い稜線の上にも馬がいる・・・ |
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最後に都井岬へ来た証の記念撮影
2時35分 発
ここはいいなぁ・・・
もう一度友人たちと一緒にゆっくりと来てみたい |
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海岸沿いを宮崎方面に向かう
国道448号線を北上する
先ほどから道端に通行止めの看板が
立っているのだが・・・・ |
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恋ヶ浦海岸に出た
サーフィンの名所して有名らしい |
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道端の看板の言うとおり
国道448号線は岩波から名谷の間
道路崩壊のため通行止めになっていた
もしかしたら通れるかと思ったが
やっぱりダメだったか・・・・
しかたがないので引き返す
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再び恋ヶ浦海岸を通過
なるほど
いい波が立っている
・・・けど
誰もいなかった
風が強すぎるかな? |
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鹿児島県まで戻る
ずいぶん遠回りになりそうだ
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志布志市まで戻り
国道222号線で都城市に入る |
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14時46分
道の駅 都城 着 |
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レストランで昼食を摂ろうとしたら
14時30分からティータイムになっていた
パンを買って昼食とする
今回は「食」のチャンスを逃すことが多いようだ・・・
15時07分 発 |
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都城インターチェンジから
宮崎自動車道に乗る
今日はなるべく次の目的地
鶴御崎に近づいておこう |
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宮崎市内に入り
そのまま道なりに
一ツ葉有料道路を通る
通行料は北線・南線で
各 150円
ETCは使えないのでご注意を
宮崎の道路といえば
椰子の木が並んだ
このシーンがテレビでもよく登場する |
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16時55分
道の駅 ひゅうが 着
突然睡魔に襲われる
お巡りさんや月に起こされて
昨夜あまり眠れなかったからなぁ・・・・
小一時間
運転席でうとうとと眠る・・・ |
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眠気のピークが過ぎたようなので
クルマを降りて道の駅を散策
酒好きの友人がいるので宮崎の焼酎を
買って帰ることにした
ここは宮崎らしいネタでひとつ・・・
どげんかせんといかん 1260円
東国原 1450円
これを買って帰り
どっちかひとつをやることにしよう |
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甘いものが欲しくなった
甘乳蘇ソフト 250円
なんとも上品な甘さで
後味がすっきりしていてなかなか美味しい |
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日が暮れ始めた
もうひとがんばり
17時50分 発 |
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国道10号線をひたすら北上
この高速道路空白地帯はけっこーツラい・・・・
宮崎の人が高速道路を渇望する意味がわかった |
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延岡市を通過
今夜も空にはまん丸い月
今夜はあんまり照らさないでくれよ・・・・
大分県に入る |
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19時33分
大分県佐伯市にある
佐竹石油商事にて給油
走行距離338.8km
ハイオク1リットル130円
給油量19.2リットル
燃費 17.64km/リットル
やけに安いが
ホントにハイオクを入れてくれたのか?
19時43分 発 |
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月明かりの国道を行く
佐伯市に道の駅があるので
今夜はそこをキャンプ地としよう
途中
スーパーで寿司弁当を買う |
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20時00分
道の駅 やよい 着
ラッキーなことに温泉付き道の駅だった
風呂〜 風呂〜!! |
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入浴料は500円
死海の湯は塩分の濃いお湯でぷかぷか浮かんで
おもしろかったが
体があちこちヒリヒリした
その他にも
ぬるーい露天風呂や
赤紫色のブルーベリーの湯
ジャグジー サウナなどが揃っている
寝冷えしないように綿毛布に包まり就寝・・・・ |