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04時50分 起床
今朝の車窓
どうやら天気はよさそうだ
それにしても
静かな道の駅だった
聞こえるのはカエルの声だけで
トラックも入ってこないし
前の道も夜中はほとんど車が通らない
車中泊でこんなにぐっすり眠ったのは初めてだ
車中泊にもってこいの道の駅 北浦街道 豊北
おすすめです
ただし
買い物はお早めに |
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ただいまの車内温度14.6℃
就寝時から10℃も下がった
屋根があるだけで外で寝ているのとかわらないので
シュラフは必需品だ |
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朝焼けをバックに
風力発電塔の羽根がゆっくりと回る
風の谷のナウシカの世界のような幻想的な光景だ |
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EV車の充電ステーションも完備
近年
道の駅に順次設置されているようで
古い道の駅でも見かけることが多くなった |
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道の駅の隅っこで
テントを張って睡眠をとるツーリンクライダー
かつての自分の姿だ
「富山の薬売り」とあだ名されるほどの荷物を
オフロードバイクにくくりつけて旅をしていた・・・
バイクで旅をするのは見た目以上に大変だ
持ち物はすべでバイクに縛り付けなければならないし
雨風や暑さ寒さもすべて生身で受けることになる
それを考えると
トッポでの旅はとても楽なものだ
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日の出を迎える
05時37分 発 |
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国道191号線から左折して
県道275号線へ
フロントガラスに水滴がいっぱいついているのは
車内の湿気による結露の名残り
ふき取るとしずくがボタボタと垂れ落ちるほど濡れているので
気をつけないとナビなどの電子機器にかかってしまう
吸水性の高いクロスで吸い取る必要があるかもしれない |
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角島大橋外観
近くのリゾートの入り口から撮影
長い橋だなぁ〜
キーウェストみたい |
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それでは渡ってみよう
最初はゆるやかな下り坂 |
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途中
島の傍を通過するころに水平になる |
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そこから少し登る
船を通行させるために桁が高くなっているようだ
そこからまたゆるい下り坂のまま角島に上陸 |
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さすがに山口県きっての観光地だけあって
島の道はきれいに整備されている
朝は地元のお年寄りが横断することもあるので
スピードの出し過ぎには注意しよう |
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06時00分
角島 夢崎公園 駐車場 着 |
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角島夢崎灯台
初灯 明治19年3月1日(石油灯にて)
塔高 29.62m
光達距離 18.5海里
日本で6ヶ所しかない第一等フレネル式レンズを装備
シックなカラーリングの灯台だなと思ったら
総御影石作りだそうだ
日本の灯台50選にも選ばれている |
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朝早いので
灯台の入場はできなかった
この料金所も
元は無線とレーダーが設置されていた古い建物 |
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灯台の前は公園になっている |
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テラスから望む響灘 |
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石がごろごろした海岸の向こうに鳥居が見える
あそこまで行ってみよう |
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これはむかしの
漁師の網小屋らしい
強風に耐えるローダウンフォルム |
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ここが一番端っこのようだ
風も弱くおだやかな海
やわらかな潮騒が心地よい |
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わたしは自宅でカタツムリを飼っている
カタツムリは殻を作るために
カルシウムを摂取する生き物だ
特に貝殻は好物なので
拾ったサザエの殻を
カタツムリへのおみやげにした |
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「名も知ら〜ぬ 遠き島より〜♪」
椰子の実ならロマンチックだが
流れ寄るのはハングルの書かれたゴミばかり・・・
「名も知らぬ」どころか
どこから来たか一目瞭然だ
他にも漁具(特に浮き玉)やプラスチックのかご
ポリタンクなども流れてくるが
意外に多いのは使用済みのイチジク浣腸の容器だ
極東地域はそんなに便秘の人が多いのか?
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鳥居のある場所には
小さな龍神様が祀られていた
残りの旅の無事を祈る |
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回廊を巡って灯台に戻る
誰もいなくて清々しいなぁ〜
わたしは人混みが苦手なので旅も必然的に
人のいない方へ 人のいない時間に・・・と
流れていってしまう
別に人間嫌いというわけではない
みんなでワイワイやるのもいいが
ひとりの時間も大切にしたい・・・ |
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地図では「夢ヶ崎」になっているが
このあたりにある看板には揃って「夢崎」と書いてある
どっちが正しいんだろう?
竜飛岬に行った時も
「竜飛」か「龍飛」か
どっちなんだーっ!・・・と言っていた気がする
こういう細かいことがとても気になる広島じゃけんであった・・・
06時21分 発 |
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次はいよいよ最終目的地
本州最西北端 川尻岬だ
ここに到達すると
現在自動車で行ける
「日本の端っこ」すべてを制覇したことになる
「本州最南南西端」とかはもうやりませんよ
キリがないから・・・・
朝食を摂っていなかったので
昨夜の鶏の唐揚げの残りをつまみながら運転
・・・・うう
朝から唐揚げは少々ヘビーだった |
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日本海は奇岩が多い
雨や波の浸食を受けやすい玄武岩が多いためらしい
国道191号線から左折して県道66号線へ
さらに県道356号線
農免道路を通って川尻岬へと向かう
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07時07分
川尻岬 駐車場 着
ここからは
岬の様子を見ることが出来ない |
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さて
どんなところなんだろう・・・
入り口には立派な看板が設置されている
横にある「マムシ注意」が気になるな |
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歩いて岬に向かう
おお!
なんかすごい景色・・・
ひさしぶりの断崖絶壁か? |
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風の音が響いてくる
向こうの山が半島の端っこになるのか
北海道の積丹岬を思い出す
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先端まで行くと待望の川尻岬のモニュメント発見
南からの風が強くて吹き飛ばされそうになる
ひさしぶりの岬の風の洗礼
本州最西北端って書いてないなぁ・・・
左にある石碑には
「航路標識灯竿」と刻まれている
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モニュメントの裏に
わたしが見たかった記述がしっかりと書かれていた
こっちを表にしてほしいくらいだ
こいつがあるとないとでは
到着した時のテンションが違うのだ
端っこの自治体の方
ぜひ端っこモニュメントの設置をお願いします
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山の頂から
灯台がチラリと見えている
さすがにあそこまでは行けないかな・・・ |
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・・・おや?
崖の中腹にフェンスのようなものが見える
まさか
道があるのか?
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よく見るとたしかに道が通じてるようだ
どこから降りるんだろ?
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・・・あった!
これは行くしかあるまい
灯台のメンテナンス用の道だと思うが
もしかしたら海岸まで降りて
ギリギリ端っこまで行けるかもしれない |
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細い道をソロソロと進む
風が強い・・・
落ちたら確実にお星様だ
おまけにクマンバチがブンブン羽音を立てて飛んでくる
手を出さなければ刺されることは無いが
でっかいのでちょっと怖い・・・・ |
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ふと振り返ると
これまたすごい絶景 |
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さっきのモニュメントは
あんなところに建っているのか・・・ |
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モニュメントから見たフェンスのところまで
たどり着いた
「灯台→」と
書かれた看板がある
灯台は岬の先端ではなく
この山の上にあるらしい
これはモーレツにイヤな予感が・・・・
鬱蒼とした林の中に入ると
目の前に現れたのは
ほぼ崖に近い階段!!
出たぁ〜!!
やっぱり出たぁぁぁ!!
写真ではただの階段に見えるのが悔しい
一段一段
息を切らせながらよじ登る・・・ |
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やっと登りきったと思ったら
左にもっと急な階段が出現!
これはなんの修行よ?
ここまで来たら登りきるしかない
ぜーぜー・・・
おお
見えた!
灯台が見えたぞ!! |
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長門川尻岬灯台
初灯 昭和4年11月30日
光達距離 5.5海里
灯台以外は何もなく
見晴らしのよい場所もないので早々に撤退する |
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階段を降りて左を見ると
下の海岸に繋がっていそうな小道があった
海岸を周って端っこまで行けるかな? |
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道らしきものを降りるとゴツゴツとした岩場が広がる
岩を踏み越え
よじ登りながら進む
岩は所々切り立った部分があるので慎重に足場を選ぶ
・・・ちょっとした冒険になってきたぞ
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灯台の正面まで来ると
入り江になっていて
垂直に近い崖になっていた
ここまでだな
でも
ほぼ端っこまで来れたぞ |
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あそこが端っこらしい
最西北端で磯釣りを楽しむ人がいる
反対側にも道があるのかな?
このあたりは磯釣りの好ポイントとして有名らしい
潮風に吹かれながらぼ〜っと眺めていると
いきなり竿が大きくしなった
ヒット ヒット!
おおお!!
何が釣れるんだ?! |
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釣り人と魚の死闘が繰り広げられる
獲物はかなり大きいようだ
コンパクトカメラのズームでは寄りきれないので
持っていた双眼鏡にカメラを押し付けて
無理やりズームアップしてみる
激闘10分
ようやく獲物が姿を現した
・・・なんと
80cmはゆうに越えてる巨大な鯛が釣りあがった!
ふたり掛かりで引き上げられる鯛
タモ網から巨大なしっぽがはみ出していた
ぱちぱちぱち
いいもん見せてもらいました |
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目を移すと
光の海の中に船がゆったりと浮かんでいる・・・
幻想的な光景にしばし見入ってしまう |
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岩場を乗り越え
灯台の上り口まで戻る
また膝が笑ってる・・・
靴も幅広のタウンシューズだったから
歩き辛かった・・・・
細い道を戻りながら反対側を見ると
こちらも岬らしい絶景が広がっていた
ここは「ハンサムな端っこ」だ
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思いがけず冒険になってしまったが
思いがけず美しい場所だった
ここなら広島から日帰りが可能だから
ぜひまた訪れたい
07時56分 発 |
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さて
これで目標はすべてクリアした
「端っこの旅」はいよいよ北海道最西端 尾花岬を
残すのみとなった
もしかしたら
これで完結かもしれない
後は帰るだけだが
その前に気になるスポットが近くにあるので
寄ってみることにする |
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08時08分
楊貴妃の里 駐車場 着
山口県に楊貴妃の公園があるのは
なんとも不思議な感じだが・・・ |
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こちらは公園内にそびえ立つ楊貴妃像
公園には
紫禁城風の広場や兵馬俑の俑が飾られた
売店などがある
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わたしが見たかったのはこれだ
楊貴妃の墓ですぜ だんな! |
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こちらが楊貴妃の墓
たしかに日本の墓とは違う風水的配列
一体なぜ楊貴妃の墓といわれているのか
さっぱりわからない
むかし
中国から流れ着いた謎の美女の墓とか
そういう感じだろうか?
それとも
もっと呪術的なものなのか?
どんどん想像が膨らむ |
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子供の頃
ミステリー雑誌で存在を知ったが
親に連れて行けというのも気が引けるし
友人に行こうというのもヘンに思われそうなので
自分で来る機会を虎視眈々とうかがっていたのだ
これまた思いがけず
子供の頃の夢を果たした
08時19分 発 |
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最短の帰路は国道2号線まで南下してそのまま
東広島に帰るルートだが・・・
わたしは2号線がキライです!
大きな都市を何ヶ所も通るので
この旅で例えると福岡が何度も襲ってくるような
ものなのだ
と
いうわけで
2号線を避けたいがために
猛烈な回り道をすることにした
このまま
日本海に沿って東に向かい
三瓶山のそばを抜けて赤名峠を越え
三次市に抜けて国道375号線で東広島に
戻ることにした
200kmくらい遠回りだ
それほどに2号線がキライなのかというと
そうでもなく
ただ遠回りしたいだけかも・・・ |
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長門市内でSS給油
走行距離386.5km
23.0リットル給油
燃費 16.80km/リットル
まずまずの燃費だ
走行距離が12万kmを越えたトッポちゃんだが
現在とても調子が良い |
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今回はデジカメの「ピン甘」に悩まされた・・・・
やはり安物でも光学ズームは必要なようだ
画像サイズも小さめに設定したので
画質もいまひとつ・・・・
こんなにきれいな景色なのにね・・・・・
国道191号線から国道9号線へ
ひたすら東を目指す
長門路はストレスフリー
交通量も少なく
道も広々
景色も最高!!
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09時39分
道の駅 阿武 着
ここは道の駅の発祥の地だそうだ
最古の道の駅のせいか
設備はイマイチ・・・
09時47分 発 |
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・・・そうだ!
ついでにあそこに寄っていこう
そこは広島から近いので
絶好の日帰り観光コースになっている
わたしも年に1〜2回は行っている
実のところ
ゴールデンウィークに友人とふらっと行ってきた
ばかりだったりする
しかし
近いがゆえにこの旅日記に
載せることができずにいた
この機会に「到達」して
日本の端っこ到達マップに★印をつけよう
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わたしの前を
キャンピングカーがヨロヨロと走っている
「そんなに旅好きならキャンピングカーを買えば良いのに」と
よく人から言われるが
わたしが車中泊で必要とするものは寝床だけで
ギャレーもトイレもシャワーも不要なので
わざわざ機動性に欠ける特装車に乗る必要は無い
基本一人旅だしね
・・・・後から見ると
やけにタイヤが細いが大丈夫なのか?
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しまねアクアス通過
サッカー選手の息子の声を聞きたがっている
「島根のおじさま」こと
シロイルカがいる水族館だ
「島根のおじさま」効果で
ずいぶん来場者が増えたらしいぞ |
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県道29号線に乗り
最後の目的地 日御崎へ向かう
出雲大社から7kmのところにある
島根県の有名観光スポットだ
バイク時代をあわせると
もう20回は確実に来ている
それでもまた行きたくなるのは
魅力的な場所だからだ |
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13時19分
日御崎 駐車場 着
塔高の高い灯台なので駐車場から見える
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日曜日だけあって
観光客がいっぱいだ
出雲大社の駐車場が満車で入れなかった
人たちも大勢こちらに流れてくる |
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こちらが出雲日御崎灯台
初灯 明治36年4月1日
塔高 43.65m
光達距離 21海里
灯火標高 63.3m
真っ白で立派な灯台
ここも日本で6ヶ所しかない第一等フレネル式レンズを装備
日本の灯台50選だけでなく
世界灯台100選にも選ばれている
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見慣れているとはいえ
風光明媚な場所であることに間違いはない
この景色が見たくなって
またふらっとやってくるだろう
日帰りで来れる場所にこんなところがあることを
感謝するべきかもしれないなぁ〜 |
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日御崎に来たら必ず立ち寄るお店がある
おみやげもの屋さん街の一番隅っこにある
おばあちゃんの店だ |
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おばあちゃんは85才
ここで民宿をやりながら店先で
イカ焼きなどを売っている
いつも
「お茶飲んでいくかい?}と
気を遣ってくれる
若い頃呉市の海軍工廠で働いていたそうだ
「広島大好き」というおばあちゃん
理由は「暖かいから」らしい
日本海の寒風に吹きさらしのこの場所は
温暖な土地でのうのうと暮らしている者には
わからない苦労があるにちがいない
「広島に行きたかったけど
イカ焼きがやめられんでね」と笑うおばあちゃん
せめていつまでも元気でいてもらいたいものだ
また来るよ おばあちゃん
13時47分 発 |
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ついでに行ったことが無かった
日御崎神社に立ち寄ってみる
13時48分
日御崎神社駐車場 着
今日は団体様がバスを連ねてお参りに来ているようだ |
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創建は安寧天皇13年・・・といってもピンとこないが
西暦にすると紀元前535年
神武天皇から三代目に当たり
時代区分だと弥生時代
魏志倭人伝に邪馬台国の卑弥呼が登場するのは
これから約780年後というから
気が遠くなるくらい大昔だ・・・・
・・・・さすがに神話の国の神社だ
社殿は権現造で
山門の正面にある下の本社に
天照大神(アマテラスオオミカミ)
向かって左手の高台にある上の本社に
神素盞嗚尊(スサノオノミコト)が
祀られている
「天岩戸」と「ヤマタノオロチ伝説」で有名だ
さほど境内は広くないが
朱で囲まれた神域は独特の雰囲気がある
14時00分 発 |
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到達した端っこには
到達マップに載せる際に
「本州最北端」とかなんらかの「称号」を与えている
しかし困ったことに
日御崎は島根半島の最西端ではない
最西端は日御崎に向かう道の途中にある
追石鼻というところだ
・・・まあいいか
島根半島ほぼ最西端 日御崎でキマリだ!
県道29号線から国道431号線へ
さらに国道9号線に乗り
神西湖の西端を左折して県道39号線へ
さらに進んで国道184号線を南下
赤名峠の手前で国道54号線に合流
県境を越えて三次市へ
三次市から国道375号線で東広島へと帰り着く |
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帰宅間際
近所のホームセンターSSで給油
走行距離393.5km
18.6リットル給油
燃費は・・・・
えええっ?!
21.15km/リットルぅぅ?!
今までどんなにエコ走行しても
18km/リットルを越えたことはなかった
393.5kmが373.5kmの見間違いだとしても
それでも20km/リットルを越えている
新記録だ・・・・・
なにかの間違いかと計算し直したり
ガソリンの量をと調べ直したりしたが
間違いないようだ・・・・
最後の最後に
とんでもないサプライズを喰らいつつ
旅は終わるのであった・・・・
17時15分 自宅駐車場 着
以上
「日本の斜め端っこの旅」でした
おしまい |