二日目 2011年2月4日 四国の洗礼を受けまくる
  2011年2月4日
07時00分 朝食


電池を交換したにも関わらず
朝起きると壁時計は1時間半遅れていた・・・

外して診てみると
どうも秒針のストッパーがイカれているようだ

携帯のアラームがあるから
別に支障はないけどね・・・
  朝食は無料
バイキング形式
品数は少ないが朝食としては十分

東横インは安くてきれい
あまり田舎の町にはないのが難点だが
あるところなら優先的に選びたいと思う

07時45分 発


  国道30号線
高松市内を西へ向かう

通勤ラッシュには巻き込まれなかったようだ
  降水量が少ないため
ため池が無数にある平野部を抜けて
県道180号線で山間部へと入っていく

みるみるうちに標高が上がる
タイトなコーナーが続く
第八十二番霊場 根香寺   
  ようやく根香寺の看板を発見 
  08時20分 根香寺 着 
立派な仁王門
掲げられた「青峰山」青い文字が目を引く
  今日は山寺が多いのでこういう階段を
登りまくることになるだろう


天気は良さそうだ
「ふ」氏は「晴れ男」&「無行列男」なので
旅の連れとしては理想的だw
  まるでお城のような石垣だ

中段には水かけ地蔵さんが祭られていた
  根香寺本堂

基本的に堂内は撮影禁止なので
画像でお見せできないが
どのお寺も息を呑むような美しさのご本尊が安置されている
  本堂は凹型の回廊になっていて
入り口から左回りに周る

堂内は3万3000体の小さな観音像が並んでいる
  1200年以上も前から
この寺はここにあったのだ
朝の寺の静けさが時が止まったように感じさせる
  白猿欅(はっこうけやき)

樹齢1600年
昭和50年ごろ枯れてしまったそうだ

平成3年に根を切って生えていた位置に
据えたらしい

その名の通り白い猿の伝説が残っているようだ
  お寺の情報
第82番札所 青峰山 千手院 根香寺
読み あおみねさん せんじゅいん ねごろじ
宗派 真言宗御室派
本尊 聖観世音菩薩
開基 義淵僧正
創建 大宝年間 西暦701〜704年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T・U・V 仁王門前


一休さん発見できず・・・
  仁王門を出てなにげなく右を見ると・・・

なっ・・・


なんじゃありゃぁぁーっ!! 
  牛鬼!!
妖怪百科事典で見たことのある絵だ
このあたりに住んでいたらしい

・・・退治されちゃったんだな
  ・・このポーズは怪獣というより
戦隊モノに出てくる怪人みたいだ

・・・そのまんまソフビ人形になりそうだな

08時40分 発
  そのまま山間部を進む
自衛隊の五色台演習場のそばを通り
白峰山の山懐へと入っていく・・・・
第八十一番霊場 白峰寺   
  標高が下がることがないまま
白峰寺の入り口にたどり着いた
  08時54分 白峰寺 着

まっすぐに生えた杉の木と
屋根が重なったおもしろい形をした山門
  正面の建物は護摩堂
納経所はここにある
  護摩堂を左に曲がると
突き当たりは 頓証寺殿

保元の乱で敗北しここ讃岐に流され
この地で亡くなった崇徳天皇が祀られている
お堂の前にはカラス天狗の像が立っている
  本堂に続く長〜い階段

・・・しかし
この程度は序の口だったことを
後で思い知ることになる
  こちらは大師堂
境内には七福神を祀ったお堂も立ち並んでいる
  お寺の情報
第81番札所 綾松山 洞林院 白峰寺
読み りょうしょうざん どうりんいん しろみねじ
宗派 真言宗御室派
本尊 千手観世音菩薩
開基 弘法大師・智証大師
創建 弘仁6年 西暦815年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T・U・V 表門前
 
  登ったら下らなければならないのは階段の常識
これが結構後から足にくる・・・
  09時16分 発

今日も「ふ」氏が運転している

軽のマニュアルミッションで
おまけにDOHCターボなので
運転には慣れが必要だ
特に坂道発進ではDOHCの
「低速トルクの無さ」をおみまいされる

昨日は何度もエンストしていた「ふ」氏も
2日目ということで慣れてきたようだ
  狭くて曲がりくねった山道を降りて
やっと平野部に戻ってきた 

今通ってきた山道がうそのような
広くてまっすぐな道が続く


今日もずいぶん暖かくなってきた
第八十番霊場 国分寺   
  09時25分

エネオス加茂川石油にて給油
走行距離322.3km
給油量 ハイオク22.6リットル
3209円 

燃費 14.26km/リットル

09時30分 発

白峰山を下から眺める
あんなに高いところから降りてきたんだな・・
  09時42分 国分寺 着
  懸崖の松が見事な国分寺の仁王門 

国分寺は全国にあるので
呼び方としては讃岐国分寺になる
  松並木の参道を進む 

静かだなぁ〜
  橋の向こうに国分寺本堂が見える

:境内には七福神や千体地蔵堂
それに四国最古の梵鐘もある
  縁結びの神様もいるw
  お寺の情報
第80番札所 白牛山 千手院  国分寺
読み はくぎゅうざん せんじゅいん こくぶんじ
宗派 真言宗御室派
本尊 十一面千手観世音菩薩
開基 行基
創建 天平13年 西暦741年 


どうでしょう的情報
ロケ地 
T仁王門前
U(たぶん)駐車場前
V仁王門前


ここの一休さんは上目使い・・・
 

荘厳というより清楚なイメージのお寺だ

10時00分 発
第七十九番霊場 天皇寺高照院   
  10時15分 天皇寺高照院 着
駐車料 200円(納経所収め)

どうでしょう班が怪奇現象に襲われた現場だ
  正面にはとても珍しい形の鳥居

三輪鳥居といい 調べてみると
この形のものは日本全国で3箇所しかないそうだ
 
本堂の幟に「白峰宮」と書かれているが
これはこのお寺の歴史に関係している
元々は行基菩薩が開き
弘法大師が整備したお寺があり
後に崇徳天皇をお祭りする神社が出来た
明治新政府の神仏分離令でお寺は廃寺となり
皇族を祀った寺という関係もあって
白峰宮となり今に至っている
  お寺のようでお寺でない

ご神馬も置かれて雰囲気は神社そのものだ

  お寺の情報
第79番札所 金華山 高照院 天皇寺
読み きんかざん こうしょういん てんのうじ
宗派 真言宗御室派
本尊 十一面観世音菩薩
開基 弘法大師

創建 天平年間 西暦729〜749年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T (たぶん)本堂前
U 天皇寺石碑前(怪奇現象あり?)
V 天皇寺石碑前


一休さん不在

10時24分 発
第七十八番霊場 郷照寺   
  国道11号線で坂出市へ
JR坂出駅付近を通過して
県道33号線で宇多津町に入る
  少々昼食には早いが
宇多津に目をつけたうどん屋があるのだ


看板発見!
  10時40分 おか泉 着 
開店は11時
少しだけ表で待つ
  釜上 420円

麺のつやとコシは
山越と山田屋の中間といったところだ

ものすごい量に見えるけど
上げ底ですw

11時15分 発


次の郷照寺はすぐそこだ
  古い住宅街の狭い道に入り込む

ここの角は特に狭いので
大きなクルマで行く人はご注意
  11時18分 郷照寺 着

うどん屋からたったの2分w 
  郷照寺本堂

四国霊場唯一の時宗のお寺だ
  大師堂
厄除け大師として有名 
  大師堂の横に立つ観音像 

おだやかな表情を見上げる
   観音様の足元には万体観音堂の入り口がある
  堂内には30000体の小さな観音像が
祀られている
  お寺の情報
第78番札所 仏光山 広徳院 郷照寺
読み ぶっこうざん こうとくいん ごうしょうじ
宗派 時宗
本尊 阿弥陀如来
開基 行基菩薩

創建 神亀2年 西暦725年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T・U・V 表門前

ここの一休さんはやけに老けている・・・

12時10分 発
第七十七番霊場 道隆寺   
  宇多津から丸亀市を抜け
多度津町に入る

県道21号線沿いに
道隆寺の入り口がある
  11時53分 道隆寺 着
駐車料 200円
  道隆寺本堂

道隆寺はこの土地の領主和気道隆公が
建てたお寺

本堂の左手には目なおし薬師がある
  境内には255体の観音像が立ち並ぶ
  衛門三郎と弘法大師の物語は有名だ

欲深い豪農だった衛門三郎はある日
布施を頼みに来た僧侶の鉄鉢を叩き落とす
鉢は八つに割れ僧侶も姿を消した
その後三郎の8人の子が8日間ですべて死んでしまう あまりの恐ろしさに自分の所業を後悔し また あの時の僧侶が弘法大師だと気づいた三郎は四国中を周って弘法大師を探すが焼山寺の近くで倒れてしまう そこに弘法大師が現れる 三郎は無礼を詫び己の所業を懺悔して「来世は国司の家に生まれたい」と言い残して死んでしまう 弘法大師は石ころに「衛門三郎」と書き三郎の手に握らせる・・・
その後道後の国司の家に子供が生まれたが その子は左手を固く握って開かなかった 安養寺の住職に加持をしてもらうと子供は手を開きその中から「衛門三郎」と書かれた石が転がり落ちたという・・・
  道隆寺多宝塔

建てられたのは昭和55年 西暦1980年だ

他の建物に比べれは「つい最近建った」という感じだ
  お寺の情報
第77番札所 桑多山 明王院 道骼
読み そうたざん みょうおういん どうりゅうじ
宗派 真言宗醍醐派
本尊 薬師如来
開基 和気道隆
創建 和銅5年 西暦712年


どうでしょう的情報

ロケ地 
T 北門前
U 仁王門前
V 本堂前


一休さん お地蔵さん状態
  鐘楼の前の広場はハトだらけ
カメラを向けると寄ってくる


マメはないぞ
  駐車場に戻ると
トッポちゃんが日向ぼっこしていた

12寺10分 発
第七十六番霊場 金倉寺    
  12時21分 金倉寺 着
駐車料 200円
 

「こんぞ〜じです」
  金倉寺本堂
ツアーの団体さんが熱心に読経中
他の人が読む経にかき乱されずに読めるようになれば一人前だ


金倉寺は弘法大師の甥にあたる智証大師が生まれた所だ

本堂の左には訶梨帝母(鬼子母神)を祀ったお堂がある

他にも乃木希典愛用の品を展示した遺品展示室もある
乃木将軍はこの寺で約3年間暮らしたそうだ
  お寺の情報
第76番札所 鶏足山 宝幢院 金倉寺
読み けいそくざん ほうどういん こんぞうじ
宗派 天台寺門宗
本尊 薬師如来
開基 和気道善
創建 宝亀5年 西暦774年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T (たぶん)本堂前
U 仁王門前
V 本堂前
  「とりあしやま」ではなく
「けいそくざん」と読む

12時37分 発


「こんぞ〜じでした」
第七十五番霊場 善通寺   
  12時50分 善通寺駐車場 着
駐車料 200円


メジャーなお寺だけあって
駐車場も敷地面積もだだっ広い
  中華風の正覚門 

金色のパゴダのようなものは
ビルマ戦線での戦死者を祀る供養塔だ
  善通寺本堂

真言宗善通寺派の総本山だけあって
とても立派な建物だ 
  とても広い堂内
広すぎてひとりだとやりにくいな・・・
  お寺の地下空間を利用した戒檀巡りという
ものがある 

宝物館見学を含めて500円

ここが入り口
お寺の人にやり方の説明を聞いて入ってみる
  ・・・・ホントになんにも見えない真っ暗闇だ
左手で壁を伝いながら曲がりくねった闇の中を進むとやや明るい空間に出る
中央に祭壇がありそこではコンピューターで合成再現された弘法大師の肉声による短い法話が流れる
  中央の空間からまた暗闇の中を壁伝いに歩いてやっと出口へ出る 
  戒檀巡りを終えて
宝物館に向かう

左手のコンクリートの建物が宝物館

宝物館には国宝級の仏教美術品が

展示されている
教科書でよく見かける弘法大師 空海の
肖像もある
   こちらが大師堂
ふつうのお寺の本堂よりずっと大きい
   本堂正面の仁王門
  お寺の情報
第75番札所 五岳山 誕生院 善通寺
読み ごがくざん たんじょういん ぜんつうじ
宗派 真言宗善通寺派
本尊 薬師如来
開基 弘法大師
創建 大同2年 西暦807年


どうでしょう的情報
ロケ地 
T 正覚門前
U 正覚
V 五重塔前

正覚門は駐車場からアーチ橋を
渡ったところにある白い門
  善通寺のシンボルともいえる五重塔

かなり大きい・・・

現在の五重塔は弘化2年 西暦1845年に仁孝天皇の綸旨により再建が始まり明治35年 西暦1902年に完成したもの

塔の左手にある薬師堂は必見の価値あり


13時39分 発
第七十四番霊場 甲山寺   
  13時42分 甲山寺 着 

善通寺からわずか3分

ここからお寺が密集してくるので
数は稼げるが忙しい
  階段構造になっていて
大師堂が本堂の上にある


弘法大師はこのあたりの出身で
子供の頃よく遊んだ場所だそうだ
  こちらが甲山寺本堂

檜の一本造りで引き締まった表情
  お寺の情報
第74番札所 医王山 多宝院 甲山寺
読み いおうざん たほうざん こうやまじ
宗派 真言宗善通寺派
本尊 薬師如来(伝 弘法大師作)
開基 弘法大師
創建 平安時代初期

どうでしょう的情報

ロケ地
T・U・V 山門前

13時52分
 
第七十三番霊場 出釈迦寺   
  出釈迦寺と曼荼羅寺の入り口 
  14時00分 出釈迦寺駐車場 着 
ツアーのお遍路さんたちと山門に向かう坂道を登る


出釈迦寺山門
最後の階段がキツい・・・
  ここは大師堂と本堂が同じ大きさで
仲良く並んで建てられている
   こちらが出釈迦寺本堂

お寺の背後にある我拝師山には捨身ヶ嶽禅定という場所がある
幼い頃の弘法大師が「私は将来仏門に入り多くの人を救いたい 私の願いが叶うなら釈迦如来よ姿を現したまえ もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と言って断崖絶壁から身を投じた すると釈迦如来と羽衣をまとった天女が舞い降り雲の中で弘法大師を抱きとめたという伝説が残っている

境内から50分ほど歩いたところにあり100mほどもある断崖絶壁らしい

そこまで行けない人のために
境内に捨身ヶ嶽遙拝所というものがあり
そこで祈願すれば同じご利益を得られるという
出張所のようなものがある
  大師堂

コンパクトにまとまっていて良い寺だ
  お寺の情報
第73番札所 我拝師山 求聞持院 出釈迦寺
読み がばいしざん ぐもんじいん しゅっしゃかじ
宗派 真言宗御室派
本尊 釈迦如来
開基 弘法大師
創建 奈良後期〜平安時代前期

どうでしょう的情報

ロケ地 
T・U・V 表門
現在は表門ベンチが撤去されているので
集団「出社」は困難

14時10分 発
第七十二番霊場 曼荼羅寺   
  14時12分 曼荼羅寺駐車場 着

出釈迦寺から坂道を下ってすぐの位置にある
  アーチ橋を渡って本堂へ 
  曼荼羅寺本堂

唐から帰ってきた弘法大師が持ち帰った曼荼羅を安置したので曼荼羅寺というらしい
  大師堂は本堂の左側にある

境内にはかつて「不老松」と呼ばれる
樹齢1200年の松があったが
松くい虫にやられて平成14年 西暦2002年に伐採されたそうだ
  お寺の情報
第72番札所 我拝師山 延命院 曼荼羅寺
読み がばいしざん えんめいいん まんだらじ
宗派 真言宗善通寺派
本尊 大日如来
開基 弘法大師
創建 大同2年 西暦807年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T・U・V 仁王門前

14時25分 発


次はいよいよ本日の最大の難所
弥谷寺だ
第七十一番霊場 弥谷寺   
  また山深くなってきた

弥谷寺のある弥谷山は古くから死者の霊がこの山を通り仏の世界に旅立つといわれ 青森の恐山 大分の臼杵磨崖仏とともに日本の三大霊場に数えられるところだ
  歩きのお遍路さんにとっては正念場だ
  1437 弥谷寺 駐車場 着

弥谷寺有料駐車場
駐車料 500円 

有料だが一般駐車場より高いところまで
クルマで行くことが出る
ここまで上がれば仁王門からの262段の階段をパスできる
  高さ6mの金剛拳菩薩像が見下ろす
  108の煩悩を消すといわれる108段の階段

長いが整備されているので思ったほど登るのは辛くない
  108階段を登りきると左手に山門がある
  そのすぐそばに弥谷寺大師堂 
  靴を脱いで堂内に上がる 
霊山特有の重々しい空気が広がっている

順番が違うが先に大師堂にお参りして
お納経をもらおう
  納経所での光景

ご朱印を押し
その上にお寺の名前とご本尊の名前を
墨で書き込む


墨書きなのでなかなか乾かず
そのまま閉じてしまうと隣のページに写ってしまうので紙を挟んだりして保護する
ドライヤーを備え付けているお寺も多い


書き終わると「お姿」と呼ばれるご本尊が描かれたお札を頂く
  苔むした岩の上に建つ多宝塔 
他の寺のものとは雰囲気がまったく違う・・・

仁王門までとはいえどうでしょう班はこんなところに夜中に来たのか・・

お遍路さんのルールの中に「夜はお寺に近づくな」というのがある
それはつまり夜は「彼ら」の世界なので生きてる者は近づくな・・・という意味だろう


そりゃーおばけも持って帰るだろ・・・
  鐘楼の左に続く階段

この上が本堂なのだろうか・・・
  登りきると水子の霊を祭祀ったお堂だった
そういう能力がない人でも感じるほどすさまじい霊気が渦巻いている

本堂まであと90段か

まあ108段に比べれば・・・
   ・・・と思ったら
ここから急角度の階段になっていた

ちょっと辛くなってきたぞー

登りきるとお堂が見えた

ここか・・・?
  まだ上だった・・・
さらに続く階段

これは・・・・
一番下の仁王門から歩くとかなりキツいぞ

  ようやく弥谷寺本堂にたどり着く

読経するとき少し息が切れて苦しかった
  登ったら降りる・・・
これまた急角度の階段
  岩の壁面に磨崖仏が掘り込まれている
風雨に侵食された姿にこの山の歴史を感じる
  お寺の情報
第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺
読み けんござん せいじゅいん いやだにじ
宗派 真言宗善通寺派
本尊 千手観世音菩薩
開基 行基菩薩
創建 天平年間 西暦729〜749年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T・U・V 仁王門前
仁王門は有料駐車場より下にある
夜になると真っ暗になる上に
見えない人がいっぱいいるので
行かないほうがいい

15時05分 発
  有料駐車場から降りる道は
これまた急角度・・・
第七十番霊場 本山寺   
   山を降りて町へと戻る

さすがに疲れてきたぞ

いつもの旅は車で走るのに体力を使うが
今回は巡拝というもうひとつの体力勝負がある
いつもよりローペースで行くようにしよう

三豊市へと向かう
  15時25分 本山寺 着

仁王門から入る
町の中のお寺に戻るとほっとする・・・
 
  本山寺のシンボル五重塔

大同4年 西暦809年の建立だが損傷が激しく明治43年 西暦1910年に再建されたものだ

五重塔は四国霊場では竹林寺・志度寺・善通寺とここ本山寺の四寺にしかないらしい


本山寺の五重塔は他の寺のものと比べてスリムでかっこいい
  奥が本山寺本堂

右が大師堂


境内の敷地面積は20000平方m
  本堂は国宝に指定されている
  ここまでくると
お参りしてる姿も多少それらしくなってきた
  お寺の情報
第70番札所 七宝山 持宝院 本山寺 
読み しっぽうざん じほういん もとやまじ
宗派 高野山真言宗
本尊 馬頭観音
開基 弘法大師
創建 大同2年 西暦807年

どうでしょう的情報
ロケ地 
T 本堂前
U 本堂前
V 仁王門前


一休さん 黒目が怖い
  ちょっと不思議な姿の馬の像
ご本尊が馬頭観音だからかな?


15時45分 発
  陽がだいぶ傾いてきた

次で本日は打ち止めとしよう
第六十九番霊場 観音寺
第六十八番霊場 神恵院
 
 
  観音寺市に入る
コンクリート製のアーチ橋を渡って
琴弾公園方面へ
  15時55分 琴弾公園展望台駐車場 着

ここまで来たのならぜひ見ておきたいものがある
  銭形砂絵
寛永通宝を模った縦122m横90m周囲345mの巨大な楕円形のオブジェだ
時代劇「銭形平次」のオープンセットだと思っている人もいるが この不思議な砂絵は江戸時代から存在するらしい

地元の人たちの手によりメンテナンスされて
今でもその姿を見ることが出来る

16時02分 発
  16時04分 観音寺・神恵院 駐車場 着

この駐車場はお寺の裏側にあたる
  観音寺本堂

国指定重要文化財

本堂には南北朝時代に書かれた最古の落書きがあるそうだ
  観音寺大師堂

神恵院にも大師堂がある
  こちらは神恵院の入り口
   打ちっぱなしのコンクリート造りの階段を登ると・・
  神恵院の本堂

本堂は白木造りだ
平成14年 西暦2002年に新しく建立された
  四国霊場では唯一2つのお寺が同じ場所にあるいわばラッキーポイント

明治政府の神仏分離令の影響で神恵院が観音寺境内に移転してきたためだ
  仁王門

本来はこちらから入ってくるべきだろう
裏から入ると「お寺に来たぞ」という実感が薄まってしまう
  お寺の情報
第69番札所 七宝山 観音寺 
読み しっぽうざん かんおんじ
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 聖観音世音菩薩
開基 日証上人
創建 大宝3年 西暦703年

第68番札所 七宝山 神恵院
読み しっぽうざん じんねいん
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 阿弥陀如来
開基 日証上人
創建 大宝3年 西暦703年

どうでしょう的情報

ロケ地 
T・U・V 仁王門前
仁王門は撮影当時よりかなり
古びているので通りかかっても
気がつかないかもしれない

16時26分 発
  本日はここで打ち止め

細い山道を下って松林の中を進む

明日のルートを考慮して観音寺市内で宿探しをすることにする

携帯で検索したところ東横インはないようだ

ナビで近くのホテルを探す

  16時46分 観音寺グランドホテル 着 
  シングルルーム 一泊素泊まり 5250円
禁煙ルームは割増しになる


ここも窓を開ければ室外機の群れ・・・
絶景は巡拝中に堪能したので
ホテルは殺風景でもよろしいw


夕食はホテル内のレストランで済ませる

部屋に戻り入浴すると一気に疲れが出て
そのまま朝まで爆睡・・・・