2009.05.14 第九日目 道東の湖を巡り北の果てへ
 納沙布岬→摩周湖→屈斜路湖
2009年5月14日
3時45分 起床

今朝の車窓

この日の日の出は3時59分

雨はやんだが
風はまだゴゥゴゥと唸りを上げている

未舗装の駐車場は
昨夜の大雨で半分が池のような
水たまりになっている・・・・

こんなところで車中泊したのは
日本で一番早い日の出を
見たかったからだ


岬の先端で日の出を待つ
ふと気づいた

岩礁だと思っていたが
よく見ると難破した船の残骸だ


岩に突き刺さった胴体部分

赤錆びたスクリューを晒す
船尾部分・・・・・

この海の厳しさを
物語っている
雲が多く水平線から昇る日の出は
拝めなかったが
とても美しい景色を見ることが出来た


たぶん一生忘れない光景だろう
トッポちゃんも
ここへ来た証として記念撮影

軽なのによくがんばってるよ
さて
次の目標である宗谷岬まで
502km・・・

少し予定より早くスケジュールが
進んでいるので
少し寄り道をしよう
4時10分 発

道東には有名な湖が
たくさんある

まずは摩周湖に行ってみることにする
遠くに見えてきたのは
またもや航空自衛隊のレーダー基地

・・・・ここは
国と国との睨み合いが続く
最前線なのだ・・・・
こんなに明るいが
まだ4時なのだ

東を旅すると
とにかく日の出が早い

早く寝て
早朝から行動を開始するのが
東の旅の定石だ
誰も走っていない
早朝の国道243号線を
気持ちよく流す


道東は面積が広く
都市間の移動距離が長いせいか
一般道でも交通の流れが速い

のんびり走れるのは早朝だけだ
6時19分
摩周湖第一駐車場 着
「霧の摩周湖」と言われるが
いったいどんなところなんだろう・・・・
「うわぁっ!」
思わず声を上げてしまった

なんて美しい湖なんだ・・・・

景色がきれいでこんなに驚いたのは
ひさしぶりだ

涼しい風がおだやかに流れてくる

静かだ・・・
自然が発する音しか聞こえてこない

何度も何度も
景色を見渡して
ため息をつく・・・


ウグイスが鳴いている

湖面に反射する光がきらきらと輝く


・・・・道東へは
次にいつ来れるかわからない
もしかしたらもう一生来れないかも
しれない・・・
・・・

一度駐車場に戻ったが
また駆け戻って
この絶景をしっかりと目に焼き付ける


6時40分 発
さあ
次は屈斜路湖だ

屈斜路湖って言えば
やっぱりクッシーだろう


UMA(未確認生物)は宇宙人や
幽霊なんかよりロマンがあって
いいと思う

いるか いないかではなく
ぜひいてほしいw
7時01分
屈斜路湖 砂場駐車場 着


割とあっさりした顔の湖だ

こんなとこに怪獣が住めるのかな?
砂場・・・という地名にはわけがある
ここは温泉地で
この砂を掘ると
下から温泉が湧いてくるのだ
クッシーはどこだー
遭いに来たぞー


呼んで出てくるくらいなら
UMAとはいえないが・・・・・
飲泉があるようだ
飲んでみるか・・・


でもコップがないぞ

ちょうどポケットにいいものが
入っていた
のぼりべつ酪農館で食べた
ごちそうプリンの空き瓶だ

記念に洗って持ち帰っていたのだ

これに汲んで飲んでみた

・・・・まず硫黄臭い
かすかに鉄っぽい味が・・・・

うー・・・・
味的には他に口で表現できる
感想がない


・・・硫黄泉って
飲んでも大丈夫なのかな・・・?
7時20分 発
阿寒湖に向かう

国道241号線は
広大な牧場の真ん中を通っている


牛がのんびり草を食む・・・