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6:47 起床
今朝の車窓
やけに立派な建物だなと思ったら
消防署だった |
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車内は20.4℃
車中泊するにはちょうど良い温度だ
車中泊の敵は高温と湿度
むしろ寒いくらいのほうがよく眠れる
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北海道に来るたびに寄っている
道の駅 スペースアップル余市
泊まったのは初めてだったが
道端の割には静かでよく眠れた
青空が広がって良い天気だ |
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車中泊セットを片付けて
積みっぱなしの荷物を旅仕様に配置換えして朝食
北海道限定ジョージア
家から持ってきた食パン
リンゴ
北海道限定ジョージアは甘かった・・・・
8:00 発 |
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国道5号線を南下
最終目標に向かう前に
ちょっと寄り道をする
ネット上で知り合った方が
途中の共和町という街の
美術館にお勤めということなので
寄らせてもらうことにしたのだ |
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北海道らしい道を満喫しながら
今日の予定を頭の中で思い巡らせる
まことに惜しいが
北海道滞在は今日一日だけ
夜には津軽海峡を越えるつもりだ
なんとももったいないような・・・
いやしかし
そうしないと以後の日程を
こなすことが出来ない
そう思うと
この景色の一部でも見逃すまいと
目を見開く自分がいる |
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仁木町から共和町に続く
稲穂峠を下る
ここである撮影ポイントを探す
それはとても大きなものらしい |
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8:30
お会いしに行く方が
「ぜひ見ておいて欲しい」と言われた
大きな煙突の前に到着
古いもののようだが
なんの煙突なんだろう?
「次に来られた時はもう無くなっているでしょう」
とのことだったのでとりあえず撮影する
8:35 発 |
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後日
その方から送られてきた新聞記事
この煙突は
住友金属鉱山の旧国富鉱業所大煙突といって
高さ70m 1944年(昭和19年)に
建てられたものだそうだ
銅や鉛の精錬時の排気用煙突で1975年に
精錬事業が終わった後も
建築材製造の廃熱用しとして活躍
しかし2002年に需要低迷から建築材製造も終了し
役目を負えた
耐震強度不足で倒壊の恐れがあるため取り壊しが
決まったそうだ
69年間に渡り鉱業繁栄の、また、街のシンボルとして
その勇姿を誇った煙突は今年11月末までに
姿を消す・・・
「わたしもこの煙突を見上げながら育ったので
さびしいです・・・」とその方は言われた
そうか・・・
街のシンボルが消えていく
地元民でなくてもなんとも物悲しくなるはなしだ |
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坂を下って共和町に入る
いかにも北海道の町らしく
メインストリート沿いに背の低い家が
立ち並んでいる
余計な高いビルなどないので
空が広い・・・ |
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西村計雄記念美術館入り口
こちらにその方はお勤めらしい
たまたまコース上であり
絵も好きなので朝っぱらから
寄らせてもらうことにした |
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丘を登っていく
視界が一気に開ける
遠くの山がかすんで見える・・・
ほっ・・・
北海道ーっ!! |
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あれが美術館らしい
こんなことを言うと失礼だが
想像以上に立派な建物だ
付近には子供が遊べる公園もある |
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8:45 駐車場 着
ひろーい駐車場 |
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西村計雄記念美術館外観
西村計雄はこの共和町で生まれた巨匠
これまた失礼ながら
存じ上げておりませんでした・・・
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それにしても
なんてきれいな町なんだ・・・
緑に彩られた広大な景色に息を呑む
北海道移住を望むわたしにとっては
まるで理想郷じゃないか・・・
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ともあれ
ご本人にお会いしなければ・・・
入り口を探してうろうろする
それにしてもモダンな建物だ |
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入り口が見つからず
建物を一周してしまった
結局入り口は
駐車場のすぐそばだった
うん
でも
きれいな景色を見て回れたからいいや |
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フロントでご本人とお会いする
ネット上の知り合いというのは実際に会うとなると
どうにも照れくさい
定番の広島土産をお渡しして
いろいろとお話をした後展示物を見せてもらった
これがまた
想像以上にすばらしい絵だった
撮影はできなかったのでここでご紹介できないが
ぜひ検索して鑑賞されることをお勧めしたい
できればここに来て本物を見て頂きたいものだ
その他に西村氏のアトリエを再現したスペースや
弟子に当たる山岸正巳氏の作品も多数展示されている
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西村計雄(にしむらけいゆう)氏は1909年6月29日
この共和町に生まれ東京美術大学に学び
早稲田中学・高校の教師として勤めた後
42歳でフランスに渡る
当初の写実画時代から太陽をテーマとして
その作品の重心点に据え
ガラスの拭き後から発想を得たという流れるような線で
あらゆる空気の動きを表現する手法を確立
それは一見漫画でも使われる曲線に見えるが
氏の曲線は時にはげしく時にやさしく
また、その温度や風向までも感じられるだけでなく
その場に滞留している香りなども巧みに表現されている
また、菓子箱などの素材を生かして絵を描く箱絵や
自らのサインを絵の中に融合させるなど
ユニークな作品も多い
一度見たら忘れられないインパクトを持った画家さんだ
今まで知らなかったなんて恥ずかしい〜!!
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良いものを見せて頂いた
ジャンルが違うとはいえわたしも絵描きの端くれ
大いに影響を受けた
もっとゆっくり見ていたいが旅の途中だ
ご本人に別れを告げ
たくさんのお土産を貰ってこの地を後にする
10:30 発
いやー・・・
惜しい!!
時間さえあれば!!
きっとまた来ます!! |
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さて
最西端を目指すには
一度内浦湾側に出て高速道路に乗り
再び一般道で日本海側に出るルートもあるのだが
せっかくなので国道276号線で岩内町に出て
日本海沿いの国道229号を
西進南下していくルートを選択した
岩内町は北海道における水力発電発祥の地だそうだ |
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日本海に抜けた
ここから海沿いをグリグリと進む |
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日本海側は奇岩の宝庫
次々とユニークな形をした岩が目に飛び込んでくる
これは退屈しないぞ |
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10:55
道の駅 シェルプラザ港 着
休憩&飲み物補給
ここも「一般道で北海道の旅」の時に
積丹半島へいく途中で寄った覚えがある
道の駅でフルーツトマト 100円を買う
100円なのに丸々と太ったフルーツトマトが12個くらい
入っていた
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スポーツドリンクを自動販売機で買う
その横には
ピンク電話が!!
ひさしぶりに見たぞ
11:00 発 |
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さらに日本海沿いを行く
道端の防風雪柵がここの冬の厳しさを物語っている
北海道は日本海側は雪が多く
太平洋側は風が強いと聞く |
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大きな風力発電塔が立ち並ぶ寿都町
寿都と書いて「すっつ」と読む |
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11:56
道の駅 よってけ!島牧
「よってけ!」といわれたのでよってみた |
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お酒の販売コーナーには
清酒 島牧と島牧ワインだけが鎮座
これ全部そうです・・・
昼食をと摂ろうと思ったが
フードコートが混雑していたのでパスすることにした
12:02 発 |
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北海道の村はとにかく広大
行けども行けども島牧村が終わらない
島牧村の面積はさいたま市の約2倍にあたる
437.26ku
そこに1710人しか住んでいないと言うのだから驚きだ
1kuに4人弱しか住んでいない
計算になる・・・・
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この日も
何度も片側交互通行に引っかかる
冬に備えての整備シーズンだから仕方ないか |
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せたな町に入る
途中セコマートに寄って昼食用のサンドイッチと
スポーツドリンクを購入
いよいよ
国道229号から
北海道最西端 尾花岬に続く道道740号線に乗る
もっと狭い田舎道を想像していたが・・・
なんという広い道!
北海道を舐めてました・・・・
広島の主要国道より数段広くて走りやすい |
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北檜山大成線・・・・
よし
間違いない!
日昼部トンネルを抜けたところが
尾花岬に一番近い場所だ
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一部1.5車線になるが
後は走りやすい2車線道路 |
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トンネルを抜けた・・・
・・・ここか?
13:30
檜山振興局新幹線観光対策室の情報にあった
尾花岬付近の写真とそっくりの場所に到着
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日昼部トンネルを抜けたところだから
間違いなくここだろう |
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・・・・さて
ここからが問題だ
「キョリ測」というサイトで
ここから尾花岬までの距離を測ったところ1.3kmあった
「端っこの旅」の到達ルールである
「2km以内」には当てはまっているので
ここで「到達した」としてもいいのだが・・・・
なにか物足りない
キョリ測
http://www.mapion.co.jp/route/ |
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ここから見えているあの岬は
船隠という場所で尾花岬ではない
尾花岬は船隠のその先の岬を越えた先にある
前述したとおり尾花岬そのものへ到達できないことは
わかっているが・・・
わたしとトッポちゃんが心血を注いできた
「端っこの旅」の結末が
こんなのでいいのかっ?!
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こんな尾花岬でないものを眺めながら
「尾花岬着いた〜」と心から喜べるわけがない
なにか方法は無いのか? |
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とりあえず
太田トンネルを進んでみて
ナビで尾花岬の至近にあたる場所を探してみることにする
交通量はほとんどないので
いざとなったらそこで緊急停止して写真だけでも・・・・
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道路もない場所を走るナビの自車位置が
だんだん尾花岬に近づく
このあたりか?
緊張が走る |
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・・・しかし
道道740号線完成以後の道路データが入っていない
ナビの表示は虚しくも海上を突き進んでいた・・・
ダメだー!!
これじゃどこが至近がわからない!! |
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再び日昼部トンネルの前に戻る
うーむ
どうすれば良いんだ
せめて写真だけでも尾花岬に近づいたように
撮れないだろうか・・・
こうしている間も
ここを目指して来たであろうツーリングライダーや
キャンピングカーのドライバーが停車して
堤防越しに船隠のほうを見て
写真を撮っては首をかしげて帰っていく・・・・ |
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再び太田トンネルに入る
ナビに「尾花岬」の文字表示があるので
これが自車位置と一番近くなったところで写真を撮れば
それらしく見えるのではないか |
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ここだ!
ここが一番近い!!
「ここを最西端とするっ!」
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・・・いや待てっ!!
こんなのインチキじゃないか!!
なんのためにはるばる広島からやって来たんだ!!
いかんいかん!
つい己を見失うところだった
こうなったら残る手はひとつ!
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あの海岸に降りて
徒歩でできるだけ尾花岬に接近するのだ!!
それしかない!!
ちょうど建設会社の人たちが測量をしている
測量器を堤防の上に据えて
海上のゴムボートが示す
標識までの距離と角度を測っている
・・・ということは
海岸までは降りることができるということだ
背丈ほどある堤防によじ登り
海岸に降りるポイントを探す
テトラポットを乗り越えて行けば降りられそうだ
測量している建設会社のお兄さんの前を通らせてもらい
テトラポットの上をひとつひとつ飛び越えながら
なんとか海岸に降りることが出来た |
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潮が引いてる今なら行ける
ゴツゴツとした岩を乗り越えて船隠の先を目指す
足場が悪い
何度も転倒しそうになる
しかし
これまでの「端っこの旅」でも
こういう場所を踏み越えていった経験がある
行けないはずはない!
ここまで来たんだから多少のリスクは覚悟の上だ |
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トンネルの前からかなりの距離まで来た
大きなアブが周りを飛び回る
こいつに刺されると痛いんだ・・・
それに
人が近づかない海岸にはクマがいる可能性がある
本州のクマはツキノワグマで人が近づくと離れていくが
北海道のクマはヒグマで人を見ると襲ってくる
またもやクマの心配をしなければならんのか・・・
そう思うとちょっとおかしくなってきて口元が緩む |
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足場の良いところまで来た
あれが船隠の突端だ
この先にももうひとつ岬がある
そこを乗り越えられるか・・・
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船隠の突端を周ると
次の岬が見えた
ああ
ここまでだ・・・ |
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ロッククライマーでもない限り
あの断崖を登ることは出来ない
水際も歩けるところがない・・・・
泳いで行くことも考えたが
こういう場所は潮の流れが複雑で速いことを
船乗りだった頃の経験で知っている
あまりにも危険だ・・・・ |
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反対側からは尾花岬に近づけない
つまり
自力を尽くして
人間が地上から近づける限界まで来たのだ |
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自分に問う
満足か?
しばらく風と波の音だけがあたりを支配する
・・・・やるだけやった
満足だ
あの向こうに尾花岬がある
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充分だ
誰よりも尾花岬に近づくことが出来たじゃないか
足場の悪い岩場を汗だくになって乗り越えながら
遅れて来た満足感に浸る
帰宅後「キョリ測」で距離を測ってみると
尾花岬まで600mのところまで到達していた
実際に誰よりも尾花岬に近づいていたのだ
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ようやくトッポちゃんのところへたどり着く
汗で濡れた服を着替え運転席につくと
ふつふつと喜びが湧いてきた
「コンプリート」
これまで何度も煮え切らない気持ちでこの言葉を
発してきたが今回は掛け値なしの
「コンプリート」だ
宣言
旅するトッポBJの部屋
日本の端っこの旅
これにて完結っ!
踊りだしたい気持ちを抑えて出発
14:00 発 |
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では
尾花岬が見える場所に行ってみよう
14:05 大田神社 着
岩の上にちょこんと乗っかっているのは
太田定灯篭(おおたじょうとうろう)
どの角度から見ても「太田」という文字に見える形に
作られている
ここまでは以前から道路が通っていて
ネット上にある尾花岬の画像は
概ねここから撮影されたものだ
ここから尾花岬まで4.1km
ここでは「端っこの旅」到達ルールにより
到達とは認定できない距離だ
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あれが尾花岬
多くの旅人を悩ませ
恋こがれさせた罪な岬だ
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太田神社は旧道のそばにある
現在はトンネルが掘られているが
元々は海岸沿いの道だったのだ
日本海の激しい風雪と波に晒されて破壊され
不通になることが多かったという
現在は立ち入り禁止になっている |
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この覆道はまだ原型を留めているが
この先にあるものは無残に押しつぶされ
完全に破壊されているという・・・・
14:11 発 |
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さて
ここからは観光だ
このまま函館へ出て
前回行けなかった所や未完成だったところを訪ねたい
と
その前に
ここ大成町でぜひ見ておきたいところがある |
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14:30 着
親子熊岩〜っ!!
見える!
親子のクマに見えるぞ!!
ずっと見たかったんだこれ
感激だー!! |
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小熊なんて目まであって
かわいい〜!
自然の造形ってすごいな・・・ |
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この親子熊岩には哀しい伝説があるのだ・・・ |
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以上
北海道でぜひ見たかったもののひとつ
親子熊岩でしたっ!
ちょっと侵食が進んでいるのが心配です |
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親子熊岩の駐車場からは奥尻島が望める
船から見た反対側というわけだ
14:40 発 |
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親子熊岩を見ることが出来て満足〜
こういうなにかに似てる岩シリーズって
「・・・似てねぇな」とか「・・・見えねぇよ」って
感じのものが結構多い
その点
親子熊岩は完成度が高いぞ!
さて
後は時間までに函館に着かねば・・・ |
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この北海道らしい風景も
そろそろ都市部の風景へと変っていく
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北斗市に入った
函館市内はもうすぐだ |
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16:25
一光函館大野新道店で給油
走行距離 411.1km
給油量 21.30リットル
燃費 19.3km/リットル
燃料単価 156円
おおっ
さすが北海道の一般道
燃費もいいわ〜
ここでスタンドの兄ちゃんが
「ハイマウントのブレーキランプの球がふたつ切れている」と
教えてくれた
後で修理しとこう
16:30 発 |
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函館市内に入る
毎度おなじみだが五稜郭のそばの駐車場を目指す |
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五稜郭タワーが見えるとなぜかホッとする
16:45 五稜郭公園駐車場 着 |
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毎度おなじみの五稜郭公園だが今回は
前回来た時はまだ未完成だったものを観に行く |
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そう
函館奉行所!
前回ここへ来たのは2010年5月のこと
その直後に完成して一般公開された
1 |
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いつもはしなだれている藤棚も
この季節に来るともっさりしている・・・ |
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斐三郎先生のお顔も
あいかわらずテッカテカ!!
みんなが触っていくもんだから・・・・ |
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五稜郭の中央に聳え立つ函館奉行所
入場料は一般500円 学生 250円
4月〜10月 9:00〜18:00(17:45 受付終了)
11月〜3月 9:00〜17:00(16:45 受付終了)
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日本最初の開港地のひとつである函館で
幕末の北辺警備と対外折衝の重責を担った箱館奉行所は
元々は元町公園の近くにあったという
五稜郭に移転した奉行所の広壮な建物は
箱館戦争終結の2年後の1871年(明治4年)に解体される
そして約140年の歳月が流れ
4年間の工期をかけて往時の建築を忠実に再現したのが
この建物だ |
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縁側に立ち並ぶ柱の多さは
瓦屋根の上に降り積もる雪の重さを支えるためのもの
北海道で瓦屋根が少ないのは
瓦と雪の重さに耐えられるようにかなり頑丈に家を
作らなければならないからだ
なので
富豪の建てた小樽のニシン御殿や
ここのような威厳を示す必要のある施設以外では
瓦屋根を見ることがない |
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一番上に乗っかっているのは太鼓櫓
残念ながら登ることは出来ないそうだ |
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新しい建物だが
材料も工法も往時のものを再現しているそうだ |
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井戸に見えるが
これは雨水を貯めるための貯水槽だそうだ |
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すっかり日が暮れてきた
この様子なら
次の目的地も問題ないだろう |
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五稜郭タワーに展示されている土方歳三像
遊撃隊の旗なんか立っちゃって
来るたびにどんどんグレードアップしていく |
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ではまず腹ごしらえ
こちらも毎度おなじみ「あじさい」 |
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ここも函館に来るたびに寄るお店だ
窓から見える景色も変らない
落ち着くね
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塩ラーメン 700円
普段は塩ラーメンなんて食べないが
ここのは格別だ
変らないから何度も来れる |
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あじさいの向かいのラッキーピエロ
ここも函館の定番だ
ハンバーガー2種類とマフラータオルを買う
マフラータオル 780円
17:38 駐車場 発
駐車料金 200円
では
「函館リベンジ」と参ろうか! |
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路面電車の走る街
だけど
広島とは全く違う景色 |
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18:02 函館山ロープウェイ 観光駐車場 着
前回はひどい霧で登ることを断念した
今度こそ100万ドルの夜景を拝みたい |
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・・・が
きっぷ売り場で早くも後悔が始まった
ものすごい人の数・・・
しかも聞こえてくるのは中国語
しまった〜
団体と一緒になったか・・・
ロープウェイ
大人 往復 1160円
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ホームの上はすし詰め状態
ロープウェイは5分間隔で運行しているらしいが
これだけ乗せられるのか?
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なんとか乗り込んだ
ゆっくりと動き出すロープウェイ
もうすぐ日没だ
夜景を見るには良いタイミングなんだが・・・ |
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登ってる間も夜景を楽しめるように
動き出すと同時に車内の照明は消える |
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登っていくぞー
この時点で団体さんは大騒ぎだ
なに言ってるのかわかんないけど・・・ |
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頂上駅に到着
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人の流れに乗って展望台を目指す |
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展望台に出てびっくり
一体何千人いるんだ?
人がひしめきあって身動きが取れない
夜景なんて頭越しにしか見えませ〜ん! |
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背丈とリーチを利用して
バンザイ撮影
人が多いのは閉口だが夜景はきれいだ |
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後で調べたら
日暮れ直後はパック旅行の団体さんや
修学旅行生や一般観光客が殺到するので
避けたほうが良いとあった・・・
団体旅行の人たちは
この後宿に入って食事になるのでどうしても集中して
しまうんだな・・・
まわりからは
中国語 ハングル 新潟弁 博多弁
広島弁も一瞬聞こえたような・・・
日本で聞く
ありとあらゆる言語と方言が飛びかっていた |
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しかし
函館の夜景はうわさどおりにきれいだ
わたしは人工物をあまりありがたがらないので
例えば東京に行っても夜景を観に行くことはない
だが
函館の夜景は
その地形が織り成す美だ
かつては100万ドルの夜景と呼ばれた絶景
今ではもっと値上がりしたかも・・・
天気が悪いと1160円の夜景になってしまうところだが
今回は恵まれていたようだ
19:05 駐車場 発 |
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人混みには参ったが
リベンジを果たして満足
一路
青函フェリーの桟橋に向かう
今夜中に津軽海峡を渡っておきたい
函館には道の駅がない
一番近いのが前に泊まった知内だ
なので本州に上陸して
最寄の道の駅を探す作戦だ |
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19:23 青函フェリー桟橋 着
予約はしていない
しかし
このフェリーなら乗せてもらえる確信があった
受付へ行くと案の定
「予約で一杯だからキャンセル待ちになります」と言われた
それでもまだ確信は揺るがない
その後受付の人が発した言葉
「もしかしたら隙間に入れて乗れるかもしれません」
待ってました!
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乗れるとわかったら携帯に電話してくれるということで
駐車場で先ほど買ったラッキーピエロの
ハンバーガーを貪る
チャイニーズチキンバーガー 350円
ラッキーバーガー 330円
すると
食べ終わらないうちに電話がかかってきた
「乗れます」
すぐ受付に走る
運賃 15100円 |
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無事に乗船
船は前にも青森から乗った「あさかぜ21」だ
この航路の最新鋭船になる
21:30 出港 |
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さらば函館・・・
たった一日の北海道滞在だった
「なんてもったいないことをするんだ!」と
帰ってから散々周囲から攻められたが・・・・
ばか者どもー!!
このわたしが未練がないとでも思っているのかー!!
わたしのジンギスカン〜!!
生ラム〜っ!!
イカ刺し〜っ!
(食い物ばっかりだな)
思いっきり後ろ髪引かれまくりだよっ!!
でも
こうしないと日程をこなせないのだ
今度来る時は食い倒れてやる〜っ!!!
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本州上陸後も少し走らなければならないので
船室の隅っこで仮眠を取る |
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一時間半くらい眠れただろうか・・・
気がつけばもう陸奥湾の奥深くを船は進んでいた |
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ロビーには誰もいない
大型トラックの運転手以外の乗客は
わたしともうひとりだけ |
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青森港が見えてきた
いつもはあそこへたどり着くまでが大変なんだが・・・
逆コースってなかなかおもしろいものだ |
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客室から車輌甲板に降りる
では
わたしが「この船なら乗れる」と確信した理由を
お見せしましょう |
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トッポの後ろにあるのは
船に積み込まれたトレーラーの荷台だ
荷物が積まれた荷台はフェリーに積まれた後に
連結を外されトレーラーヘッドだけが退出する
青森では別のトレーラーヘッドが荷台を引き出して
港の集積場に運び
さらに他のトレーラーへッドが連結して各地へと
運ばれていく
このトレーラーの荷台の積み込みスペースの前後に
わずかな空きができるのだ
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船首はボトルネックになっているので
この隙間に入れるのは軽自動車だけだ
前回もこの手で乗せてもらったのだ
2013,年9月12日
0:27 下船上陸 |
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予定どおり青森上陸
次の目標は秋田県 男鹿半島の入道崎だ
国道7号線を秋田に向かう |
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0:57
ファミリーマート 青森浪岡店 着
うーん
なかなか泊まるのに良い道の駅が見つからないな
あまり無理せず秋田の手前くらいで泊まりたいものだ
1:05 発 |
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青森県の皆さん
一言言わせてください
「国道7号線最高〜っ!」
!
こんな走りやすい国道は初めてだよ
広島も7号線を見習って国道整備して頂きたい! |
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2:23
道の駅 たかのす 着
ようやく泊まれそうな道の駅を発見
すぐに車中泊体制を整える
もうちょっと手前で泊まりたかったけど
結局北秋田市まで来てしまった・・・
ここから寝不足との戦いになる気がしてきたよ・・・
車内温度は27.3℃
ちょっと暑いぞ
3:00頃 就寝 |