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7:00 起床
今朝の車窓
どんより曇ってるなぁ・・・
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車内温度は26.4℃
蒸し暑くて寝苦しかったけど
疲れてたのでいくらか眠れた
やはりジメジメが
車中泊の敵だな・・・・
エアコンをかけっ放しで寝る人もいるが
燃料食うし周りにも迷惑だからやらない
船の中で少し寝てなかったら
完全な睡眠不足になるところだった
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車中泊セットを片付けたらまず窓拭き
視界確保もあるけど
車内から撮影する時汚れが邪魔で
ピントが合わないことがあるので
毎朝の日課になった
通りかかった軽トラのおじさんが
トッポのナンバーを見て
情感溢れる東北弁で
「遠くから来たなぁ〜」と言いながら
通り過ぎていった
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朝食
ミックスサンド 250円
ペプシコーラ
リンゴ |
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知らずに泊まったが
道の駅に隣接しているこの大太鼓の館は
地元綴子(つづれこ)地区に伝わる
世界一の大太鼓をはじめ
世界各国の太鼓を展示している博物館だそうだ |
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おっ
ここにもクマっぽい岩が・・・・
クマというよりイヌ? |
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割と広くて車中泊しやすい環境なのに
誰も泊まっていないと思ったら
トイレがボロくて一部使えないからのようだ
しかたがないので
もう少し先に行って他の道の駅で
洗面を済ませることにした
7:45 発 |
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交通量が増えても国道7号線は
あいかわらず走りやすい
こういう道で気をつけなければならないのは
追突事故・・・・
と
思った矢先
対向車線で追突事故が発生しているところを
通過
うひー・・・
気をつけよう |
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8:10
道の駅 ふたつい 着
このあたりは道の駅がたくさんある
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ここの施設は
トイレも水道も整備されていてきれい
8:25 発 |
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能代市に入り能代バイパスに乗る
今日はこれから男鹿半島へ行き
次に牡鹿半島を目指す
どちらも「オスのしか」の半島だけど
片や「男鹿」(おが)
片や「牡鹿(おしか/おじか)」
半島ということろは
そんなにシカがいるものなのかな・・・ |
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国道7号線から
国道101号線男鹿街道に乗り換える
さすがに秋田は穀倉地帯
田んぼの広さもハンパない
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国道101号線から牧野交差点を右折して
県道55号線に乗り
男鹿半島の端を目指す
ところどころ集落を通り道が狭くなる
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実は
ここに来たのは「なんとなく」
前から「行ってみたいな」と漠然と思っていた
なぜ行きたかったのかもよくわからない
テレビで見たのか本で読んだのか・・・
それとも
東北の日本海にぴょこっと出ている半島が
気になったのか・・・・
まあ
行けば半島なんだから「端っこ」くらいあるだろうと
これまた漠然とした計画しか立ててこなかったので
「端っこ」が入道崎という名前であることも知らずに
ここまでやってきた
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9:35 男鹿半島 入道崎 駐車場 着
おおっ
いかにも観光地らしく
広い駐車場の前に
お土産物屋が軒を連ねている |
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お土産物屋さんの店先には
なまはげ軍団
一番右のヤツは手と顔を動かし
「うおーっ!
おらぁなまはげだぁーっ!!
悪いご(子)はいねがーっ!!
うぉーっ!!」
と叫び続ける「なまはげロボ」だ |
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入道崎灯台は白と黒のストライプ模様 |
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地元の皆さんが
草刈り作業をせっせとこなしていた |
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ふーむ
漠然と来た割に良いところだなぁ〜
空も海も草原も広い
端っこらしい「外に向かう開放感」が
存分に味わえる |
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草原の真ん中に
大きなモニュメントが建っている |
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北緯40度の碑か・・・・
北緯40度線上には
アメリカのニューヨーク
中国の北京
スペインのマドリードなど
世界の主要都市がたくさん存在するので
社会科の問題でよく出るそうだ |
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灯台の前に浅瀬がある
岬に暗礁は付き物だが
ずいぶんと平たい浅瀬だ
こういうタイプの浅瀬は
わずかな潮の満ち引きで
すぐに水中に隠れてしまうため
ゴツゴツした岩礁よりも座礁する危険性が高い
海運的には厄介だが
こういう浅瀬は海洋生物の宝庫で
タイドプール(潮溜まり)には浜辺の生物だけでなく
沖に暮らす海洋生物も見ることができる) |
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入道崎灯台
初点灯 1898年(明治31年)11月8日
塔高 27.92m
コンクリート造
光達距離 20海里(約37km)
レンズ 第三等大型フレネル式 |
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白地に黒のストライプは
海上からも視認しやすく
位置確認に役立っている
ここは海に沈む夕陽が美しいことで有名で
日本の灯台50選に選ばれている
入場料 大人200円 |
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・・・かっ
海底透視船〜っ?!
海底を・・・
透視しちゃうの? |
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一体どんな特殊な船だと思ったら
グラスボートでした・・・ |
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結局
何に惹かれてここへ来たかったのか
最後までよくわからなかったが
思いがけず良いところだった
10:00 発 |
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景色が良いので
灯台の近くの道を行ったり来たりしてみる
なんだかんだ言って
すっかりここが気に入っている |
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さーて
昨夜は入れなかったけど
ここらでお風呂に入りたいよ
灯台の近くに男鹿温泉郷というところがあったので
さっそく行ってみる
10:10
男鹿温泉郷 着
観光協会で
「風呂だけ入れてくれるところありませんか?」
と聞くと
「あああ・・・今の時間はどこの旅館も
お湯を抜いて掃除している頃です」という
衝撃の回答がっ!!
さらに
「公衆浴場があるのですがポンプが故障してて
温泉でなく沸かし湯になります」と・・・
そんなぁ〜・・・とほほ
10:03 発 |
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一応公衆浴場の場所を聞いたが
温泉でないと聞くと行く気がなくなってしまった
このまま
次の目的地 牡鹿半島の端っこである
御番所公園を目指すことにする |
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県道55号線を戻り
牧野交差点を右折
国道101号線の乗り換えて
秋田自動車道の入り口に向かう
・・・あ
そうだ
高速道路に乗る前にやることがあった |
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10:44
ホーマック 着
函館のガソリンスタンドで
「切れてます」と言われた
ハイマウントブレーキランプの球を買う |
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トッポのハイマウントブレーキランプは
電球が3個使われている
そのうち2個が切れていた
分解して電球を交換する
見ると3個とも黒く焦げていたので
全部新品に交換した
11:00 発 |
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道端にも巨大な
なまはげ兄弟がそそり立つ |
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昭和男鹿半島インターチェンジから
秋田自動車道に乗る
宮城県石巻市までは遠いので高速道路活用
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秋田自動車道から
東北自動車道に乗り換えて一気に東北を横断する
・・・つもりだったが
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おや?
渋滞してるじゃん |
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道内の一般道でたくさん遭遇したが
高速道路でも片側交互通行の連続・・・・ |
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おまけに
天気もかなり怪しくなってきた
あ・・・
動物注意の標識の絵が
ニホンカモシカだ |
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12:46 錦秋湖サービスエリア 着
サービスエリアのスタンドで給油
走行距離369.2km
給油量 21.74リットル
燃費 16.98km/リットル
燃料単価 161円
燃費はまずまずだけど
ガソリン単価が上がってきたな・・・ |
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とりあえず
ここで昼食を摂ろう |
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比内地鶏うどん 650円
期待していなかったが
これがすごくうまかった
濃い出汁と鶏肉の油がベストマッチ
安くてもうまいものはあります! |
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売店でこんなものを見つけた
アイスバターもち 315円
凍っているので
5分間ほど常温で置いておくと食べごろだそうだ
食べてみる・・・・
・・・んー
あえていうなら・・・
硬い雪見だい○くの皮食ってる感じ
13:16 発 |
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北上ジャンクションで東北自動車道に乗った頃
突然睡魔に襲われる
やはり睡眠不足か・・・
雨もぱらつき始めた |
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14:14 金成パーキングエリア 着
ここで仮眠をとる
長距離トラックの運転をしている人に聞いた
効果的な仮眠の方法を試す
クルマを止めたらドアをロックして
一気に意識を「落とし込む」
なるべく深く眠るようにする
目が覚めてもけだるさが残っている場合はもう一度寝る
目を開けて普通に起きている状態の脳になったら出発
14:40 発
なるほど
短時間でずいぶんすっきりした |
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トラックが増えてくると
いつもの90km/hバトルが始まる
誰がトラックにリミッターなんかつけろと言ったんだろう
おかげで両車線をふさがれて「ぬりかべ状態」だよ・・・ |
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古川インターチェンジで高速道路を降りて
国道108号線で石巻市へ向かう |
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あの忌まわしい大震災から2年半
これから通る石巻市は壊滅的な被害を受けた
徐々に復興しているとはいえここはまだ「被災地」だ
元の姿に戻るには長い時間がかかるだろう
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16:00 石巻市内に入る
一見
街道沿いには店舗が立ち並び
街は元の姿を取り戻しているように見えるが
真新しい家ばかりが立ち並ぶ風景は
かえってここで何があったかを物語っている |
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大きな建物ほど
その爪痕を残したままだ
とてもクルマを降りて見物なんて出来ないので
車窓からの撮影になる |
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牡鹿半島に入った
リアス海岸の地形をなぞるような
県道2号線を行く
前のトラックが積んでいるのは
大型のロケットランチャー・・・ではなく
コンクリートの電柱
電柱を4本も積んでいるのに
結構なペースで走る
ちなみに
最近は「リアス式海岸」ではなく
「リアス海岸」って言うらしいです・・・ |
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入り江に差し掛かるたびに
不自然な空き地が広がる
かつて
ここに人の営みがあった・・・
道路はとても荒れていて時々路面から
激しい衝撃が伝わってくる |
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16:55 牡鹿半島 御番所公園 駐車場 着
その名の通り
江戸時代に仙台藩がここに外国船を警戒するための
番所を置いていたところだ
現在復旧工事中らしく
公園の隅には重機が置かれていた |
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ここは牡鹿半島の最南端にもあたる
子供の遊べる公園でもある
ここは草地の斜面をそりですべって遊ぶ
ちびっこゲレンデ |
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放置され
水が溜まったそりが物悲しい・・・ |
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長いローラースライダーは
錆びつき始めている |
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駐車場には
定置網らしきものが一面に広げられている
津波で流出したものか? |
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暮れ始めた石巻湾
ここであんな大災害が起きたとは思えないような
静かな風景だ |
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上に展望棟があるらしいので
歩いて行ってみる |
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展望棟は跡形も無かった・・・・ |
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隣に見えるのは金華山
日本で始めて黄金を産出したところと言われていて
朝廷に献上され詩に詠まれたことから
島なのに「金華山」という名前らしい
南三陸金華山国定公園に指定されているため
手付かずの自然が残されているそうだ |
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来てみてわかった被災地の現状
改めてあの大震災を思う
・・・あの時募金もしたし救援物資も送った
しかし
西日本の人間はどこかで「対岸の火事」のように
思っている傾向がある
あの時西日本の大地は微動だにしなかったのだから
実感がないのはしかたがない
同じ日本でも乗ってるプレートが違うだけで
これだけ違うのだ
間もなく来る南海トラフ地震の時に思い知ることになるだろう
東北の人たちは立ち上がろうとしている
しかしまだ片膝をついた状態であり
その傷はあまりにも深い・・・・
17:24 発 |
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小雨が降り始めた
次の目的地は
千葉県の犬吠埼だ
距離が長いので高速道路を使いたい
どうせなら
どこかのサービスエリアで一泊して
ETCの深夜割引を利かせたいところだ
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石巻市を出る前に日が暮れた
街灯が少なく
街の真ん中なのに薄暗い |
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石巻バイパスを通って
国道108号線に合流
再び古川インターチェンジから東北自動車道に乗る
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19:53
菅生サービスエリア 着
ここで夕食を摂ることにする |
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仙台味噌カツ丼 880円
これまた濃厚な味付けでとてもおいしい
活力つきそう! |
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駐車場を見回すと
隅っこに車中泊に最適な場所を発見
よし
ここをキャンプ地とするっ!
ここなら
トイレも売店もガソリンスタンドもある
思惑通りここで寝て通行料も深夜割引に引っかかる
良いことずくめだ |
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車中泊キットを展開して車内温度を測ると
27.7℃もあった
暑いなぁ・・・
小雨降ってるし・・・
ふと気づいた
エンジン停止後
しばらくエンジンの熱が室内に伝わってくるので
エンジンが冷めるまでは室温が下がらない
エアコンを強くかけて温度を下げてからエンジンを停め
寝るようにしていたのだが
結局エンジンの熱で温まってしまっていたようだ
うーん
やっぱり車中泊は春か秋だな・・・・
21:00頃 就寝 |