第二日目 2010年5月16日 
「目的地は1000km彼方」
禄剛崎→道の駅 やまだ(岩手県)
2010年5月16日
4時30分 起床

今日の車窓
ひんやりとした空気・・・

4時頃からにぎやかな話し声が
聞こえていて目が覚めていた
こんな朝っぱらから集まって
朝市でも立つのだろうか・・・


外の様子を観察すると
どうやらバスターミナルに
なっているらしい

話し声は
早朝一番のバスを待っている
人たちのものだったようだ


道の駅を散策してみる

・・・おや?
鉄道のホームがあるぞ
ここにはかつて
のと鉄道能登線の
珠洲駅があったらしい
2005年4月1日に廃線になった

なるほど
道の駅になった今でも
地元の人にとっては
ここは「珠洲駅」なんだな・・・

5時16分 発
まずは能登半島最北端
禄剛崎を目指そう

「禄剛」と書いて「ろっこう」と読む


5時39分
狼煙駐車場 着


早朝なので誰もいない・・・
ここから歩いて
禄剛崎灯台を目指す
花咲く小道はかなりの急傾斜

なんともいえない良い香りが
漂ってくる・・・
なにかが住んでいそうな
巨大な古木
後半も傾斜がキツい・・・
軽く息が切れてきた

やっと頂上が見えてきた
朝露で濡れる
草の広場を抜けると・・・
禄剛崎灯台
そして
能登半島最北端の碑
やっと第一目的地に到着した
朝日に映えて眩しい・・・
眼下に広がる日本海

かなり高い場所に建っている灯台だ

穏やかな風が吹いてくる
そのため
灯台はこんなに背が低い

かわいいなw


この灯台は明治16年(1883年)
イギリス人技師によって設計され
昭和15年に電化されるまでは灯油を
使用して発光していたそうだ

光は34km先まで届く


昭和38年まで燈台守が
常駐していたが現在は無人化
されている
遠く望む入り江の景色
静かです・・・

このあたりの「狼煙」という地名は
かつて海上交通の安全のために
狼煙が上げられていたことから
由来しているらしい
駐車場に降りてくると
おばあさんがいらしたので
あいさつする

おばあさんにあいさつしているのは
わたしだけではなかった
白いネコがおばあさんに
「ご飯ちょうだい」とおねだりしている
おばあさんが歩き出すと
白いネコはまるで
おばあさんを先導するかのように
堂々と前を歩いていく

微笑ましい光景だ

6時12分 発
元来た道を戻っていく

やさしい日差しに潮風
禄剛崎から
20kmくらい走って来たかな?

まあ
ゆっくり行こうじゃないか

なにしろ
今日の目的地は禄剛崎から
1000kmも彼方の
岩手県にある本州最東端とどヶ崎

急いだって焼け石に水
安全に距離を着実に稼ごう
前には路線バスの回送便が
ノッタノッタと走っている

でも
景色もいいし
まったく抜いてやろうという気に
ならない

むしろこのまま
ノッタノッタと とどヶ崎まで行きたい
このあたりのボラ漁に使われる
ボラ待ち櫓(やぐら)


袋網の上を通るボラを
ここから見張って
ボラが通りかかるとすぐに
引き上げるというものらしい
能登有料道路に乗り
金沢方面へ向かう
金沢森本インターチェンジから
北陸道の乗る

ここから長いぞー

北陸道→磐越道→東北道と
高速道路を乗り継ぎ
釜石道で岩手県の奥へと
入っていく
北陸道を北上

交通量はさほど多くない
8時49分
小矢部川サービスエリア 

SSで給油
走行距離296.3km
給油量21.20リットル
燃費13.97km/リットル

まだ良好とは言えない燃費だ

高速道路でも15km/リットル以上は
いってほしい
 

9時04分 発
目前に広がるのは立山連峰

富山の奥深くに進み入る

時速100kmで平坦地を走ると
わたしのトッポBJの場合
4000rpmくらいの回転数を
維持しなければならない
5速マニュアルミッションで
このくらいだからATだと
もっと回ってるのかな?
四気筒DOHC20バルブという
バイクみたいな高回転型の
エンジンなので
普通車に比べるとかなり
ノイジーだが 
それを「騒音」と感じるか
「サウンド」と感じるかで快適性が
決まる

わたしは後者だな・・・


そもそも
このクルマが気に入った理由は
「バイクのように走れる」から
なのだ
パワーの出方や吹けあがり方が
ちょうど250ccのバイクと同じような
フィーリングを持っている
(400ccや750ccほどパワフルでない
ところがポイントだ)

もともとツーリングライダーなので
バイクに近いフィーリングは嬉しい
要素だ

燃料タンクの容量は30リットル
満タンで約400kmほどしか
走れないので早めの給油が必要に
なる
10時11分
蓮台寺パーキングエリア

飲み物を仕入れて
ちょっと休憩・・・
 
10時25分 発
新潟中央ジャンクションで
磐越道に乗り換え
磐越道で会津を目指す

会津を過ぎれば
東北道はすぐそこだ
・・・おっとヤバい!

燃料があとわずかだ

がんばれトッポちゃん!

チビチビ吸えっ!!



会津に入った

でも
磐梯山は盆地の反対側だ

これはギリギリかも・・・
13時09分
磐梯山サービスエリア 着

・・・なんとか持ちこたえたw

JOMO磐梯山SA店で給油
走行距離 381.7km
給油量 25.17lリットル

燃費 15.16km/リットル

うん
まずまずの燃費になってきた

今日は磐梯山がよく見える
ここも多くの家族連れや
ツーリングライダーで賑わっている

なにか変ったものはないかな・・・
と、探していたら

牛タン肉まんなるものを発見
牛タン肉まん 350円

見た目は・・・肉まんだな
当たり前だが・・・
食ってみる・・・


・・・うーん
濃い味の肉まん?
牛タン・・・なのか?

・・・まあ
肉まんでした

13時50分 発
目的地の
本州最東端 とどヶ崎は
クルマでは到達できないらしい
クルマが行けるのは
姉吉キャンプ場という場所までで
とどヶ崎までの残り4kmほどは
山道を歩いて行くことになる


姉吉キャンプ場までたどり行き
体力的に余裕があれば
とどヶ崎まで行くつもりだったが
夜の山歩きは危険だ

今日も一番近い
道の駅まで行って車中泊
朝にアタックと行こう
ようやく磐越道と東北道の分岐だ

地図上ではまだ日本海側から
太平洋側に出てきただけ・・・

ここからが長いのよ・・・・

15時11分
菅生パーキングエリア

・・・さすがにちょっと疲れてきたか
休憩の間隔が短くなってきた

少し目を閉じてウトウトする

15時31分 発
東北道は速度アベレージが高い
実質110km/hくらいで流れている

調子に乗って
追い越し車線を流れていると
燃料がもたないので
ずっと走行車線を走る
東北道から釜石道へ
長かったよ東北道・・・

「無謀な旅」の時
よく一日で1524kmも
高速道路を
走ったな 俺・・・

もう二度と出来ません

半分でもヘロヘロです・・・
釜石道の終点

おお
あの遠野を通るぞ!

あこがれの民話の里

座敷わらしの出る「緑風荘」は
全焼しちゃったけど・・・
一般道に出た途端・・・

デコバンの後ろになってしまった

アイドルらしき女性のイラストに
見つめられる

みさと・・・


みさと〜!!
そのまま
「みさと」に連れられて
遠野へと入っていく
17時40分
JAとおのライフサービスで給油
走行距離 317.0km
給油量 19.30リットル
燃費 16.42km/リットル

うん
いい燃費になってきた
粗悪燃料が完全に抜けたかな?

17時43分 発
岩手県のドライバーは
紳士的だ

法定速度きっちりで走っていると
広島だと無理やりブチ抜こうとするが
こちらのドライバーは
そんなそぶりも見せない

さきほどの「みさと」でさえ
おとなしく着いていく

本来みんなが紳士的であれば
目くじら立てて飛ばす必要もない

みんなゆっくりと走れるんだ
夕暮れの遠野
どこにでもありそうで
どこにもない風景・・・

うっすらと茜に染まる景色が
幻想的だ・・・・
・・・と
浸っていたら
やってきました
「夕暮れ時の峠道タイム」!!

前を走るタクシーが上手なので
着いていく

煽ってませんよー

煽ってませんってばっ!!
19時13分
ヤマザキYショップで夕食購入

19時20分
すぐ傍の道の駅 やまだ 着

姉吉キャンプ場まで約25kmだ

今夜はここでお泊り〜

ここは街灯がいっぱい立っていて
眩しいので袖付き毛布の袖を
後席のアシストグリップに
巻きつけてリアガラスを覆うように
遮光する

この袖付き毛布
いろいろ使えて便利だな

21時30分 就寝


明日は山歩きしなきゃならないから
よく寝ておかなくちゃ・・・


今気づいたけど
片道4km の山道って
けっこーな道のりでないかい?

・・・・まあ
行ってみるべぇ〜・・・・ZZZZ